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J-GLOBAL ID:201502226386680229   整理番号:15A0522675

量子スピン液体:超電導状態に近い量子スピン液体の2量体型ET Mott絶縁体に基づく設計

Quantum spin liquid: design of a quantum spin liquid next to a superconducting state based on a dimer-type ET Mott insulator
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資料名:
巻:号:ページ: 1378-1388  発行年: 2015年02月14日 
JST資料番号: W2383A  ISSN: 2050-7526  CODEN: JMCCCX  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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スピン無秩序量子状態の存在が,1950年のWannier,1973年のAndersonによって理論的に予測された。はじめての量子スピン液体(QSL)系,Mott絶縁体κ-(ET)2Cu2(CN)3(ここで,ET=ビス(エチレンジチオ)テトラチアフルバレン)の2003年の発見の前に様々な標的材料が検討され,2量体型ET伝導体の群κ-(ET)2X(ここで,X=アニオン)は,絶縁体から半導体までの種々の伝導プロファイルを対アニオンに依存して示す。κ-(ET)2X中のアニオン分子は,アニオンが作る穴の特徴的パターンを生じ,そのそれぞれに単一スピンサイトに対応するET2量体が位置し,即ち,鍵-鍵穴の関係を持つ。結晶構造のトポロジー的検討は,スピン幾何学(t′/t)(tとt′は2量体間の二等辺三角形の形状の移動相互作用)と電子相関(U/W)(UとWは,それぞれオンサイトクーロン反発エネルギーとバンド幅)の両方についての情報を与える。QSL系κ-(ET)2Cu2(CN)3は,ほぼ正三角形(t′/t=1.09)を含むスピン格子と室温で大きな電子相関(U/W=0.93)によって特徴付けられる。t′/tとU/Wの温度依存性は,κ-(ET)2Xの輸送と磁性挙動の理解のための基礎である。κ-(ET)2Cu2(CN)3は,加圧下でQSL状態に近い超電導状態を反強磁性状態を通らずにとる。本研究で,超電導状態に近いQSK系の設計を,κ-(ET)2Xの結晶構造と電子構造,及び物性に基づき,鍵-鍵穴の関係と温度変動バンドパラメーターt,t′,U,及びWを利用して議論する。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (2件):
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有機化合物の磁性  ,  第11族,第12族元素の錯体 
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