抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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スマートフォンに代表されるモバイル端末の急速な普及により,通信サービスの多様化が加速している。従来の電話サービスでは,ネットワーク品質を適切に管理することでユーザ体感品質(QoE:Quality of Experience)を一定以上に確保することが可能であった。このため,これまでのオペレーションにおいてはネットワーク障害の検知やその対策にフォーカスされてきた。しかしながら,多様なサービスを快適な品質でユーザに利用してもらうためには,ネットワーク品質の監視だけでは不十分であり,端末やサーバの状態やアプリケーション特性を考慮してQoEを監視・運用することが求められる。本稿では,NTT研究所が取り組んでいる“QoE-centricオペレーション”と称する新たなコンセプトについて紹介し,これを実現するための技術課題,ならびに実現の鍵となるネットワーク科学のアプローチについて述べる。(著者抄録)