抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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中性子線照射による損傷評価のために,本研究では,振動試料型磁力計(VSM)を用いて磁気特性と弾き出し損傷量との関係を検討した。遠隔操作型VSMを試作した。磁気特性と引き出し損傷量との関係に対する中性子スペクトルの影響を調べるために,SUS316鋼を対象として,高速実験炉「常陽」(高速中性子炉)・研究用原子炉「JRR-3」(熱中性子炉)組合せ照射実験を実施した。実験の結果,約2dpaまでの低照射領域において弾き出し損傷量に伴って,磁界印加中磁化と保磁力が変化することを確認できた。照射炉の違いの影響は認められなかった。遠隔操作式VSMを用いて,2dpa以下の弾き出し損傷量を評価できる可能性を示した。