抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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キャビティリングダウン吸収分光法は,主に気体中の微量原子/分子等を高感度に検出し,その密度を求める方法として,様々な分野で広く用いられている。一対の高反射率ミラーからなるキャビティの内部に測定対象を置き,キャビティ内でレーザー光を多数回往復させるという単純とも思われる工夫により,通常のレーザー吸収分光法の10
4倍以上の高感度が容易に得られ,反応性の高さ故にプラズマ中で低密度となる反応中間種の密度計測,および,遷移確率が小さいために通常の吸収分光法では検出が困難なラジカル種の密度計測などにおいて威力を発揮する。本解説では,キャビティリングダウン吸収分光法の原理について基礎的事項を含めて述べた後,キャビティリングダウン吸収分光法を用いたプラズマ計測について,主に我が国における取り組みを紹介する。(著者抄録)