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J-GLOBAL ID：201502229178443450   整理番号：15A0444677

ラッカーゼ銅クラスタのハロゲン化物結合と阻害 再組織化エネルギーの役割

Halide Binding and Inhibition of Laccase Copper Clusters: The Role of Reorganization Energy

著者 (1件)： KEPP Kasper P. (Technical Univ. Denmark, Kgs. Lyngby, DNK)
資料名： Inorganic Chemistry  (Inorganic Chemistry)
巻： 54  号： 2  ページ： 476-483  発行年： 2015年01月19日 
JST資料番号： C0566A  ISSN： 0020-1669  CODEN： INOCAJ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ラッカーゼ類似蛋白質のハロゲン化物による阻害の機構について調べるために,銅三核錯体をモデル化合物として用いて,Turbomole6.3ソフトウェアを用いた計算研究により調べた。フッ化物イオン,塩化物イオン,水酸化物イオン,水分子が,ペルオキソ中間体の一電子酸化状態,ペルオキソ酸化中間体,ペルオキソ中間体の一電子還元状態への結合による変化について調べた結果,銅錯体のT2サイトに結合することにより,第二還元の再組織化エネルギーが低下し,酸化還元ポテンシャルが減少すること。そのエネルギーはF^-で一番大きく,Cl^-,水酸化物がその次であることがわかった。そして還元により,Cl^-が遊離することから,ラッカーゼの活性化は,阻害性のハロゲン化物または水酸化物がT2サイトから解離するという反応機構により起こることがわかった。

シソーラス用語： *ジフェノールオキシドレダクターゼ ,  モデル化合物 ,  *反応機構 ,  *銅錯体 ,  多核錯体 ,  *アニオン ,  水酸化物イオン ,  水分子 ,  反応中間体 ,  ペルオキソ錯体 ,  酸化 ,  一電子還元 ,  酸化還元電位 ,  イオン化ポテンシャル ,  電子移動 ,  *酵素阻害 ,  再構成 ,  HOMO ,  LUMO ,  分子軌道計算
準シソーラス用語： イオン化エネルギー ,  *フッ化物イオン ,  *ラッカーゼ ,  一電子酸化 ,  *塩化物イオン ,  三核錯体

分類 (2件)： 酵素の応用関連  (EB09100B) ,  第11族,第12族元素の錯体  (CE01050Y)

タイトルに関連する用語 (8件)： ラッカーゼ ,  銅 ,  クラスタ ,  ハロゲン化物 ,  阻害 ,  再組織化 ,  エネルギー ,  役割