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J-GLOBAL ID:201502229253272380   整理番号:15A0247048

医薬品や栄養補助食品の潜在的な供給源を明らかにするCommiphora wightii(guggul)の代謝プロファイリング

Metabolic profiling of Commiphora wightii (guggul) reveals a potential source for pharmaceuticals and nutraceuticals
著者 (8件):
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巻: 110  ページ: 29-36  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: D0116B  ISSN: 0031-9422  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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Commiphora wightii(シノニムCommiphoramukul)由来のguggulゴム樹脂は,さまざまな病気を治療するアーユル・ベーダで何世紀にもわたって使用されている。NMRおよびGC-MSに基づいた非標的代謝産物プロファイリングを用いて,C.wightiiの葉,茎,根,ラテックス,果実由来の水性および非水性抽出物より,アミノ酸,脂肪酸,有機酸,フェノール酸,プレグナン誘導体,ステロイド,ステロール,糖,糖アルコール,テルペノイド,トコフェロールを含む118種の化学的に多様な代謝産物を同定した。118種のうち,51種の構造的に多様な水溶性代謝物についてNMR分光法によって構造決定した。キナ酸およびミオイノシトールが,C.wightiiの主要な代謝物として初めて同定された。キナ酸は果実(553.5±39.38mg/g乾燥重量)と葉(212.9±10.37mg/g乾燥重量)において非常に高濃度で検出された。同様に,果実においてミオイノシトールが非常に高濃度であった(168.8±13.84mg/g乾燥重量)。αトコフェロール,n-メチルピロリドン(NMP),トランス-ファルネソール,プロスタグランジンF2,プロトカテク酸,没食子酸,桂皮酸などの薬用化粧品,医薬品,栄養補助食品,工業的に重要な他の代謝産物は,GC-MSを用いて非水性抽出物から同定された。これらの重要な代謝物は,これまで本植物からは報告されていない。本植物より,真菌エンドファイト(Nigrospora種)の単離を初めて報告する。真菌エンドファイトは抗腫瘍特性が知られているボストリシンおよびデオキシボストリシンを相当な量生産した。葉や果実における高濃度のキナ酸およびミオイノシトール,葉における相当な量のαトコフェロールおよびNMP,果実におけるトランス-ファルネソール,エンドファイトによるボストリシンおよびデオキシボストリシンは,この分類群を際立ったものにする。なぜなら,薬効成分を持つこれらの代謝物は,健康食品や栄養補助食品などの膨大な応用が可能であるためである。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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植物の生化学  ,  生薬一般 

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