抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最大充足可能性問題(MaxSAT)とは,入力として与えられる節集合に対して,充足可能な節の最大数を求める問題である。節とはリテラルの論理和であり,リテラルとはブール変数とその否定である。また各節が高々k個のリテラルしか含まないものをMax k-SATと呼び,これらの問題は代表的なNP困難問題の1つである。n変数,m節からなるMaxSATのインスタンスが与えられたとき,O(m2
n)時間で解ける。著者等の目標は,MaxSATをある絶対定数μ>0に対して,O(poly(m)2
(1-μ)n)時間で解くことであるが,mに制限がないと困難なのでm=cnに制限した疎な問題に焦点をあてた。既に報告されているアルゴリズムに改良を加えて,μ(c)=Ω(1/c
2log
2c)の多項式領域アルゴリズムを与えて,計算時間を求めるアルゴリズムを提示した。