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J-GLOBAL ID:201502229731403666   整理番号:15A0674365

複素環ポリマの分子動力学シミュレーションのための静電相互作用のパラメタリゼーション

Parameterization of electrostatic interactions for molecular dynamics simulations of heterocyclic polymers
著者 (10件):
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巻: 53  号: 13  ページ: 912-923  発行年: 2015年07月01日 
JST資料番号: C0346B  ISSN: 0887-6266  CODEN: JPLPAY  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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ここでは複素環ポリマの熱特性の分子動力学シミュレーションにおける静電相互作用の問題に絞った。ここでは1,3-ビス-(3′,4-ジカルボキシフェノキシ)ベンゼン(R)と三つのジアミン:4,4′-ビス-(4′′-アミノフェノキシ)ジフェニルスルホン(BAPS),4,4′-ビス-(4′′-アミノフェノキシ)ビフェニル(BAPB),及び4,4′-ビス-(4’’-アミノフェノキシ)ジフェニルオキシド(BAPO)に基づいて合成した三つの熱可塑性ポリイミドを調べた。分子動力学シミュレーションでは,これらのポリマをGromos53a5力場で記述した。静電相互作用のパラメータ化のため,部分原子電荷の計算に四つの方法を選んだ:B3LYP/6-31G*(Mulliken),AM1(Mulliken),HF/6-31G*(Mulliken),及びHF/6-31G*(ChelpG)。パラメータ化の目的は熱可塑性ポリイミドの熱特性の再現であるから,ガラス転移点以下の温度におけるポリイミドの熱膨張係数に対する実験データと最も良く一致する計算に基づいて適切な部分電荷を選んだ。明らかに見出されたのは,実験データへの最良の一致が6-31G*基底関数を用いたHartree-Fock法による計算が与えるMulliken部分電荷により達成されたことである。さらに,熱膨張係数に加えて,この部分電荷のセットは三つのポリイミドのガラス転移温度Tgの間の実験的に観測された関係;TgR-BAPS>TgR-BAPB>TgR-BAPOを予知した。これらのポリイミドの化学構造の変化による熱特性の変化の背後のメカニズムは双極子-双極子相互作用によるスルホン基の追加的な秩序化に関係するであろう。全体として,改変された力場が熱可塑性ポリイミドの熱特性の精確な予測に適切であることを証明し,他のバルクの複素環ポリマを記述するための原子的な理論モデルを建てる基礎を与えることができる。Copyright 2015 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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高分子固体の物理的性質 
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