抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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赤外線カメラによる非破壊検査に必要とされる高解像度化を実現する超解像技術について紹介した。日本アビオトロニクスでは,より高画質な赤外線カメラを安価に導入したいという市場の要求に応えるため,ソフォトウェア処理によって画素数や空間分解能を向上させる技術「複数枚超解像」機能をサーモカメラに搭載した。「複数枚超解像」の画像処理では,連続する複数枚のフレームを参照して高度な演算を行い,映像のぼやけやちらつきを抑えながら,被写体が本来持つ緻密さを解像度を高めながら復元する技術である。この技術により,画素数を4倍に拡大し,空間分解能を向上させることに成功した。この高解像度化によって,「複数枚超解像」機能を搭載したサーモカメラ「インフレックR500」は,コンクリート橋梁やビルの外壁タイルの剥離診断などの構造物診断,送電設備の点検,さらに微小な電子部品が搭載された電子基板の温度解析などの分野で特に威力を発揮する。