抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本研究の目的は,2001年から2010年に,ノルウェーの道路事故で死亡した,オートバイ運転者たちの血液中の,アルコールおよび薬物の流行を調査する。追加目的は,同じ時期に,致命傷を受けたオートバイおよび乗用車の運転者たちの,血液標本中のアルコールと薬物の流行を比較することであった。事故後24時間以内に死亡したオートバイ運転者たちの血液標本(n=207)の,アルコール,向精神薬について分析した。血液標本中の,アルコールと薬物発見のカットオフ濃度(それ以上で陽性とみなされる薬物濃度)は,ノルウェーの道路交通法での法的限度に従い設定された。結果は,年齢,性別,時刻および曜日,および単独車対複数車事故に関係して評価された。アルコールまたは薬物は,調査した全オートバイ運転者たちの27.1%に見出された。単独車または複数車事故で死亡したオートバイ運転者たちに対して,アルコールまたは薬物が,それぞれ44.6および15.3%で見出された。アルコールは,全年齢群に対して最も頻繁に見出された物質で,また単独車事故で死亡した25歳未満の標本中で最も流行していた。薬物は,25歳から34歳の間のオートバイ運転者たちの間で,最もしばしば見出された(合計19.6%)。アルコールまたは薬物の流行は,週末および夜間に,単独車事故で死亡したオートバイ運転者たちの間で最高であった(60.9%および65.2%)。オートバイ運転者たちからの標本では,自動車およびバン運転者たちの標本よりも,アルコールおよび薬物が見出されることは少なかった(40.2%)。単独車事故に対して,死亡したオートバイおよび乗用車運転者たちの,アルコールまたは薬物の流行の合計は,それぞれ44.6%および63.8%であった。二集団の中で,アルコールおよび薬物の同一のパターンが見られた,ただし例外は,全年齢群および時間期間において,オートバイ運転者たちの間の流行は,自動車運転者たちに比して低かったことで,それは彼等が,類似の事故での乗用車運転者たちに比べて,致命的負傷に対してより脆弱であるという事実に関係する可能性がある。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.