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J-GLOBAL ID：201502229989576069   整理番号：15A0527643

アナモックス担体投入型循環変法におけるC/N比の影響

著者 (2件)： 北澤卓也 (東洋大 大学院生命科学研究科) ,  角野立夫 (東洋大 大学院生命科学研究科)
資料名： 日本水処理生物学会誌  (Japanese Journal of Water Treatment Biology)
巻： 51  号： 1  ページ： 11-18  発行年： 2015年03月15日 
JST資料番号： Z0591A  ISSN： 0910-6758  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 嫌気性アンモニア酸化(ANAMMOX)を用いた廃水処理法が進んでいる。これと従来型の循環変法を組合せたアナモックス担体投入型循環変法の有効性について検討を行った。本法では硝酸還元型アナモックスによりC/N比の低い廃水処理において性能を発揮するが,C/Nが高くなった場合の性能については不明であり,窒素処理性能に及ぼすC/Nの影響について解明を試みた。その結果,C/N比が1.2~2.4の比較的低い条件においてはT-N除去率が平均68~74%と高い成績を確認した。更にC/N比を1.5倍に増大させると,T-N除去率に大幅な向上は見られないが,T-N濃度から見て長期間安定運転可能であることを確認できた。

シソーラス用語： 嫌気性処理 ,  微生物学的酸化 ,  *炭素率 ,  脱窒素 ,  *脱窒 ,  組合せ ,  性能評価 ,  運転管理 ,  安定性
準シソーラス用語： *Anammox ,  *CN比 ,  生物学的脱窒素 ,  *硝化脱窒

分類 (1件)： 下水,廃水の生物学的処理  (SC03060H)

引用文献 (27件)：

• 日本下水道協会.下水道施設計画・設計指針と解説 前編2009年版,愛甲社,1-7(2009)
• Conley, D. J., Paerl, H. W., Howarth, R. W., Boesch, D. F., Seitzinger, S. P., Havens, K. E., Lancelot, C., and Likens, G. E.: Controlling eutrophication: Nitrogen and phosphorus. Science, 323, 1014-1015 (2009)
• 江森弘祥,中村裕紀,竹島正,田中和博,中西弘:包括固定化微生物を用いた窒素除去リアクターの開発,土木工学会論文集,515(II-31),115-126(1995)
• 日本下水道協会:下水道施設計画・設計指針と解説 後編2009年版.愛甲社,44-46(2009)
• Mulder, A., van de Graaf, A. A., Robertson, L. A., and Kuenen, J. G.: Anaerobic ammonium oxidation discovered in a denitrifying fluidized bed reactor, FEMS Microbiol. Ecol., 16, 177-184 (1995)

タイトルに関連する用語 (4件)： アナモックス ,  担体 ,  投入 ,  循環