抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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標識トラフグの放流効果を推定するため,2013年に漁獲統計調査,市場調査及び胸鰭切除標識魚の買い上げ調査を行った。その結果,大分県の推定漁獲量は14271.6kgであった。2013年度市場調査の調査尾数は1470尾,1010.3kgであった。標識魚の検出尾数は19尾で,混入率は1.3%であった。標識魚の回収尾数は392尾,回収金額は111万5000円であった。この回収尾数392尾は前年の717尾,前々年の1516尾を大きく下回った。これは2011年胸鰭切除放流群回収尾数の36尾が前年の571尾,前々年の858尾より激減したことによる。しかし2013年胸鰭切除放流群当歳魚の回収尾数の300尾が前年放流群当歳魚の回収尾数の17尾を大きく上回った。このことは,2013年当歳魚の漁獲が多いと推測される瀬戸内海の11~12月までの推定漁獲量の4426.2kgが前年の2026.4kgの2.2倍であったことも影響していると考えられる。