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J-GLOBAL ID：201502230221173400   整理番号：15A0112515

東日本大震災(14)~復興(災害に強いまちづくり)~復興まちづくりにおける集団移転の課題

著者 (1件)： 森傑 (北大 大学院工学研究院)
資料名： 季刊消防科学と情報  (消防科学と情報)
号： 118  ページ： 11-14  発行年： 2014年11月07日 
JST資料番号： L1551A  ISSN： 0911-6451  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 宮城県気仙沼市小泉地区では,被災間もない2011年4月に「小泉地区集団移転協議会」を設立し,100世帯を超える地区住民の意向を集約し住民主体で集団移転を検討した。同協議会が主催するワークショップやフォーラムは30回以上開催され,2013年6月に造成工事が着工され,2015年に二次造成が完了し,8月に災害住宅への入居が始まる見通しである。これらのワークショップの成果に関してアンケート調査が行われ,ワークショップへの不参加の理由,ワークショップの評価,同効果,課題などが議論された。集団移転計画が進行していく過程で,移転希望者が減少しており,移転を取り止めた住民,自力再建を選択する住民,被害が少なくてこれまで通りの生活が可能な住民などとのコミュニケーションの新たな仕組みを検討する必要性が意識されている。これらの変化に対する事業マネジメントとして,被災時の不確定な状況下での意思決定の影響を考慮し,様々な理由に起因する被災者の変化に対して各事業を追従させ相互調整させるための柔軟かつ具体的なマネジメントの工夫が必要であることを示した。

シソーラス用語： 震災 ,  津波 ,  *災害復旧 ,  *防災計画 ,  *町づくり ,  *人口移動 ,  住民参加 ,  宮城県 ,  *配置計画 ,  会議 ,  経時変化 ,  津波対策 ,  気仙沼市 ,  東日本大震災
準シソーラス用語： ワークショップ【集会】 ,  集団移転

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  開発,再開発,都市整備  (RD02030V)

タイトルに関連する用語 (7件)： 東日本大震災 ,  復興 ,  災害 ,  まちづくり ,  復興まちづくり ,  集団 ,  移転