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J-GLOBAL ID:201502230473978029   整理番号:15A0678379

河床変動を伴う河川における流速補正係数のリアルタイム設定手法に関する研究

STUDY ON A METHOD FOR REAL-TIME ESTABLISHMENT OF VELOCITY INDEX FOR RIVERS WITH RIVER-BED CHANGE
著者 (4件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: I.643-I.648 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: U0103B  ISSN: 2185-467X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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河川流量の自動観測システム(流量自動観測システム)を構築する上で検討が必要な項目として,1)固定設置型流速計による代表流速測定手法,2)代表流速を断面平均流速に変換する流速補正係数の設定手法,3)河積変動の把握手法(河床高の自動計測)がある。本研究では2)に関して,流量自動観測システム内における流速補正係数の具体的な設定手法について議論した。流速補正係数は浮子測法において浮子の流下速度を断面平均流速に変化する係数であり,これまで水面下の流速分布が安芸の式に基づくという仮定のもとに算出されているが,ADCPによる流速の鉛直分布から見て安芸の式で表現するのは必ずしも適切でないことが示されている。また実際の河川では出水中に河床変動の影響を受けて流速の鉛直分布形状が変動し,それに応じて流速補正係数も変動する。本研究では,流量自動観測システムにおいては河床変動に合わせて変化する流速補正係数をリアルタイムで設定する手法について議論した。その結果,河床変動が生じていない河川における流速補正係数,河床変動が生じている河川の流速補正係数に関する知見が得られ,流量自動観測システム内でリアルタイムで測定している河川表面流速,水面勾配,水深を用いて,流速補正係数を設定する手法を提案した。
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分類 (1件):
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河川調査・計画 
引用文献 (9件):
  • 1) 萬矢敦啓,大平一典,菅野裕也,深見和彦:非接触型電波式流速計を用いた洪水流量自動観測手法の一考察,河川技術論文集,第16巻,pp.53-58, 2010.
  • 2) 本永良樹,萬矢敦啓,深見和彦:河床変動及び強風を伴う河川表面流速の特性と風による影響の補正に関する検討,土木学会論文集B1(水工学),Vol.69, No.4, pp.745-750, 2013.
  • 3) 安芸皎一:浮子特に棒浮子による観測流速の更正係数について,土木学会誌,Vol.18, No.1, pp.105-129, 1932.
  • 4) 竹内俊雄,江川太郎:浮子の更正係数,土木技術資料,Vol.5, No.1, pp.18-21, 1963.
  • 5) 江川太郎:河川工学入門,財団法人河川情報センター,pp.42-48, 1997.
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