抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本連載では,Red Hat Enterprise Linux(RHEL)を使いこなすためのノウハウを紹介してきた。今回は,1年ぶりにリリースされたFedora21について紹介する。Fedoraは,クラウド対応のアプリの興隆に取り残されていた。これに対し,Fedoraを,今後10年を見定めた新技術に対応していくために,Fedora.nextプロジェクトが立ち上げられた。その成果として,1年を要してリリースされたのがFedora21であり,これまでとは一味違うものになっている。まず,クラウド対応を意識して配布形態が大きく変わった。また,クラウド化で不要となったデバイスドライバ等を削除し容量の大幅な削減を行っている。新機能として注目されるのは,Fedora21 ServerのCockpitである。これは,ブラウザでサーバ管理を可能にする。また,さまざまな分散処理ツールが追加された。Workstationでは,GNOME 3.14が採用され,Fedora Atomic Hostでは,docker 1.4.0がサポートされた。このように,Fedora21は,多くの更新が含まれ,新しい世代のFedoraとなっている。