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J-GLOBAL ID：201502230858400656   整理番号：15A0642128

MSSMにおける一般化ミニマル超重力模型からの電弱超対称性

Electroweak supersymmetry from the generalized minimal supergravity model in the MSSM

著者 (3件)： LI Tianjun (Inst. Theoretical Physics, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN) ,  LI Tianjun (Univ. Electronic Sci. and Technol. China, Chengdu, CHN) ,  RAZA Shabbar (Inst. Theoretical Physics, Chinese Acad. Sci., Beijing, CHN)
資料名： Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology  (Physical Review. D. Particles, Fields, Gravitation, and Cosmology)
巻： 91  号： 5,Pt.B  ページ： 055016.1-055016.16  発行年： 2015年03月 
JST資料番号： D0748A  ISSN： 1550-7998  CODEN： PRVDAQ  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 最近著者の一人は,その共同研究者とともに,スクォークおよび/またはグルイーノが数TeV前後と重く,一方でスレプトン,スニュートリノ,ビーノ,ウィーノ,および/あるいはヒッグシィーノが1TeVより軽い電弱超対称性(EWSUSY)を提案した。このEWSUSYは一般化ミニマル超重力(GmSUGRA)で実現できる。この論文では,GmSUGRAからのEWSUSYの下でのミニマル超対称標準模型(MSSM)で,ミューオン異常磁気能率(g-2)_μ/2の標準模型(SM)との不一致を系統的に調べ,その不一致を解決するパラメータ空間を同定し,それらの解は電弱微細調節測度Δ_EWが,WMAP制限がある場合とない場合で,それぞれ16.5(6%),および,25(4%)になることを示した。ここで,Δ_EWは,弱いスケールパラメータのみに依存し,SUSY粒子質量がどのように生成されたかには依存しない。3σ以内での(g-2)不一致と無矛盾な許容質量範囲は,最も軽いニュートラリーノ,チャージーノ,スタウ,スタウニュートリノ,最初の2つのファミリーのスレプトンに対して,それぞれ,[44,390],[100,700],[100,700],[52,800],[150,800]GeVとなった。さらにこれらの解は,ATLASおよびCMSコラボレーションによって報告されたエレクトロウィーキノスとスレプトンへの最も最近の制限を満たした。軽いストップ,グルイーノ,および最初の2つの世代のスクォーク質量のようなカラース粒子は,それぞれ,[500,300],[1300,4300],[1800,4200]GeVの質量範囲に存在した。観測された最も軽い超対称性粒子(LSP)の暗黒物質残存密度を得るためには,ビーノ-ウィーノ,LSPニュートラリーノ-スタウ,LSPニュートラリーノ-タウスニュートリノ共消滅過程とAポール,Higgsポール,およびZポールなどの共鳴解が存在する。ヒッグシィーノ的LSPニュートラリーノを同定し,その核子とのスピン独立および依存断面積を示した。また,これから行われるコライダー探査でテストされうる10個の基準点を与えた。

シソーラス用語： 極小超対称標準模型 ,  モデル ,  仮説粒子 ,  *磁気モーメント ,  *μ粒子 ,  暗黒物質 ,  密度
準シソーラス用語： SUSY粒子 ,  ミューオン ,  *最小超対称標準模型 ,  残存密度 ,  磁気能率 ,  超重力模型

分類 (2件)： 電磁場と統一ゲージ場  (BF02020A) ,  レプトン  (BF04040K)

タイトルに関連する用語 (3件)： 一般化 ,  超重力模型 ,  超対称性