抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
今日のネットワーク管理システム(NMS)は,各NMSごとに個別の情報収集方法と情報保持のためのデータ構造を採用しており,NMS間の連携が困難である。よって,複数のNMSの連携が前提となるASを跨ぐような広域ネットワーク管理は実現しがたい。そこで,我々はKANVASプロジェクトにおいてナレッジベースの導入によりネットワーク情報の汎用性と利用可能性を担保し,最終的に広域ネットワーク管理を実現することを目指している。本稿ではナレッジベース間連携が必要となる広域ネットワーク管理に向けて,1つのAS内での動作を想定したナレッジベースの構築と配置について論ずる。具体的にはOSPFとSNMPからの制御情報収集モジュールと,情報をオントロジに従い蓄積するモジュールを設計・実装し,蓄積した知識の利用例として簡易アプリケーションを実装した。また,実装モジュールの基本性能評価・スケーラビリティ評価,および簡易アプリケーションの動作検証を行った。これにより,ネットワーク情報の汎用性と利用可能性,および広域ネットワーク管理に向けての十分なスケーラビリティを確認した。(著者抄録)