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J-GLOBAL ID：201502231872542486   整理番号：15A0745090

2011 年東北地方太平洋沖地震により発生した津波による岩手県沿岸内湾域の底質変化

Spatial and temporal variation of sediment properties along the coast of the Sanriku District, Iwate Prefecture, due to the tsunami generated by the Great East Japan Earthquake in 2011

著者 (14件)： 内記公明 (岩手県水産技術センター) ,  内記公明 (岩手大学大学院連合農学研究科) ,  山田美和 (岩手大学大学院連合農学研究科) ,  山田美和 (岩手大学三陸復興推進機構) ,  加賀新之助 (岩手県水産技術センター) ,  渡邊志穂 (岩手県水産技術センター) ,  神山孝史 (国立研究開発法人水産総合研究センター東北区水産研究所) ,  加戸隆介 (北里大学海洋生命科学部) ,  緒方武比古 (北里大学海洋生命科学部) ,  難波信由 (北里大学海洋生命科学部) ,  林崎健一 (北里大学海洋生命科学部) ,  山田雄一郎 (北里大学海洋生命科学部) ,  山下哲郎 (岩手大学大学院連合農学研究科) ,  山下哲郎 (岩手大学三陸復興推進機構)
資料名： 日本水産学会誌
巻： 81  号： 3  ページ： 447-455 (J-STAGE)  発行年： 2015年 
JST資料番号： F0898A  ISSN： 0021-5392  CODEN： NSUGAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 東北地方太平洋沖地震による津波が養殖場の環境へ与えた影響を把握するため,岩手県の 9 湾で含泥率(MC),化学的酸素要求量(COD),酸揮発性硫化物(AVS)を津波前後で比較し,変化を評価した。その結果,MC, COD, AVS の時空間分布は湾の地形的な特徴の違いに伴い変化し,開放的な地形の湾では減少し湾口に防波堤のあった湾では増加した。MC, COD, AVS の変化は数値シミュレーションの結果ともよく対応し,養殖場の環境を管理するための良い評価指標であった。(著者抄録)

シソーラス用語： 大地震 ,  岩手県 ,  *自然環境 ,  *津波 ,  *養殖場 ,  COD【水質】 ,  硫黄化合物 ,  劣化 ,  *漁場環境
準シソーラス用語： 化学的酸素要求量 ,  環境悪化 ,  酸揮発性硫化物 ,  *底質環境 ,  東北地方太平洋沖地震

分類 (3件)： 漁場・漁況  (FH03020R) ,  水産増養殖一般  (FH04010N) ,  海洋汚濁  (SB02040B)

引用文献 (20件)：

• 1) 小橋乃子,髙木 稔.海域での研究から:大槌湾.「養殖海域の環境収容力」(日本水産学会監修)恒星社厚生閣,東京.2006; 49-64.
• 2) 左山幹雄.第 11 章沿岸堆積物における酸素の動態.「詳論沿岸海洋学」(日本海洋学会沿岸海洋研究会編)恒星社厚生閣,東京.2014; 190-207.
• 3) 昭和 50 年度—平成 5 年度岩手県水産試験場年報.岩手県水産試験場,釜石.1975-1993.
• 4) 平成 6 年度—平成 24 年度岩手県水産技術センター年報.岩手県水産技術センター,釜石.1994-2012.
• 5) 片山知史.東日本大震災が海洋生態系や水産業に及ぼした影響.「水産海洋学入門」(水産海洋学会編)講談社,東京.2014; 273-281.

タイトルに関連する用語 (6件)： 東北地方太平洋沖地震 ,  津波 ,  岩手 ,  沿岸 ,  内湾 ,  底質