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J-GLOBAL ID:201502231921891912   整理番号:15A0494644

福島第一原発事故による東京都周辺森林生態系への初期の放射性セシウム堆積

Initial radiocesium deposition on forest ecosystems surrounding the Tokyo metropolitan area due to the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant accident
著者 (3件):
資料名:
巻:号:ページ: 1-7 (J-STAGE)  発行年: 2015年 
JST資料番号: U0049A  ISSN: 1882-3416  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 短報  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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2011年の福島第一原発事故は大気中へ大量の放射性核種を放出した。放射性核種は東北地方,関東地方の広範囲な森林地域へ堆積した。主たる放出期間に森林生態系へ初期に堆積した放射性核種に関する報告がほとんどない。各地の森林地点において初期の放射性セシウム堆積を研究した。初期の数カ月間(事故直後から5月末まで)におけるバルク沈降による放射性セシウムの堆積は,4.4-42.1kBq・m-2であり,林内雨による堆積は2.1-36.6kBq・m-2である。バルク沈降に対する林内雨による放射性セシウムの比率(DTF/DBP)は,初期試料採取時期(事故直後から3月末まで)において0.13-0.66であった。それに引き続く試料採取期間において,バルク沈降による放射性セシウムの供給は急速に低下し,検出限界以下となった。この期間におけるDTF/DBP比は増加し,一般に1を超え,林冠キャノピーから徐々にすでに堆積していた放射性セシウムを流下したことを意味する。大気経由での森林生態系への放射性セシウム供給は林冠キャノピーでのトラップと遅延流出により影響を受ける。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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生態系  ,  環境の汚染及び防止 
引用文献 (14件):
  • Adachi K, Kajino M, Zaizen Y, Igarashi Y. 2013. Emission of spherical cesium-bearing particles from an early stage of the Fukushima nuclear accident. Scientific Reports 3: 2554. DOI: 10.1038/srep02554.
  • Bunzl K, Kracke W. 1988. Cumulative deposition of 137Cs, 238Pu and 241Am from global fallout in soils from forests, grassland and arable land in Bavaria (FGR). Journal of Environmental Radioactivity 8: 1-14. DOI: 10.1016/0265-931X(88)90010-0.
  • Bunzl K, Schimmack W, Kreutzer K, Schieri R. 1989. Interception and retention of Chernobyl-derived 134Cs, 137Cs and 106Ru in a spruce stand. Science of The Total Environment 78: 77-87. DOI: 10.1016/0048-9697(89)90023-5.
  • Chino M, Nakayama H, Nagai H, Terada H, Katata G, Yamazawa H. 2011. Preliminary estimation of release amounts of 131I and 137Cs accidentally discharged from the Fukushima Daiichi Nuclear Power Plant into the atmosphere. Journal of Nuclear Science and Technology 48: 1129-1134. DOI: 10.1080/18811248.2011.9711799.
  • De Schrijver A, Geudens G, Augusto L, Staelens J, Mertens J, Wuyts K, Gielis L, Verheyen K. 2007. The effect of forest type on throughfall deposition and seepage flux: a review. Oecologia 153: 663-674. DOI: 10.1007/s00442-007-0776-1.
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