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J-GLOBAL ID:201502233327864436   整理番号:15A0212125

カリフォルニアの3か所における1,4-ジオキサンの自然減衰能を評価するための机上規模生物分解試験

Bench-scale biodegradation tests to assess natural attenuation potential of 1,4-dioxane at three sites in California
著者 (6件):
資料名:
巻: 26  号:ページ: 39-50  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: W0249A  ISSN: 0923-9820  CODEN: BIODEG  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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1,4-ジオキサン(ジオキサン)は生物分解作用を比較的受けにくく,揮散法や吸着法によって効果的に汚染地下水から除去することが難しい物理化学的特性を持っている。本研究では,カリフォルニアの3汚染地でのジオキサンの生物分解性をミクロコスム試験によって評価した。推定汚染源域及びプルームの中間と先端に設置した全部で16の監視井戸から地下水及び堆積物試料を採取して,自然減衰を模した16のミクロコスムを調製した。分解試験の結果,12のミクロコスムにおいて28週簡以内にジオキサンの生物分解を認めた。分解速度は,3449±459μg/L/週(汚染源域のミクロコスム)~0.3±0.1μg/L/週(ジオキサン初期濃度が<10μg/Lのミクロコスム)の範囲であった。<sup>14</sup>C標識ジオキサンをミクロコスムに添加してジオキサンの行方を調べた。生物学的オキシダイザ付液体シンチレーション法で結合残留物を分析した結果,ジオキサンの生物分解が有意であったミクロコスムだけで<sup>14</sup>C-ジオキサンが細胞質内へ同化されていると推察した。<sup>14</sup>CO<sub>2</sub>の生成量を測定してジオキサンの無機化を調べたところ,最大では,28週間の培養で分解されたジオキサン量の44%に相当する無機化が生じていた。分解と無機化の活性は,汚染源域から離れるに従って有意に低下し,これは順化が弱くなるためと推察した。さらに,ジオキサン濃度の高い汚染源域試料(汚染地1)で調製したミクロコスムでは,試水の再添加においても繰返し試験においても,比較的迅速なジオキサン分解(20週までに100%)を認めた。以上の結果は,3汚染地にはジオキサン分解能を持つ土着の微生物が存在することを示し,修復策として監視付き自然減衰を考慮すべきことを示唆している。Copyright 2014 Springer Science+Business Media Dordrecht Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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その他の汚染原因物質  ,  分解反応  ,  微生物学(ウイルス以外)一般 
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