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J-GLOBAL ID：201502233376582470   整理番号：15A0527330

放流用種苗育成手法開発事業(平成25年度/国庫委託)「小渓流における長期資源モニタリング調査 I」-サイズによる資源量変動の違いとその要因-

著者 (3件)： 高木優也 (栃木県水試) ,  綱川孝俊 (栃木県水試) ,  久保田仁志 (栃木県水試)
資料名： 栃木県水産試験場研究報告  (Bulletin of the Tochigi Prefectural Fisheries Experiment Station)
号： 58  ページ： 36-39  発行年： 2015年02月 
JST資料番号： L0286A  ISSN： 1340-8585  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 輪番禁漁制が導入された漁場における10年間の長期資源モニタリング調査から,小渓流におけるイワナ・ヤマメの資源量変動をサイズごとに検証しました。15cm以下のサイズで特に変動が激しく,最も変動が大きかった本沢のイワナでは,少ない年と多い年の差は85倍に達しました。15cm以下のサイズの生息密度の変動は河川・魚種を問わずに類似しており,広域的な環境変動の影響を強く受けていることが示唆されました。また,餌環境も生息密度ではなく,広域的な年変動によって変化していることが推察されました。(著者抄録)

シソーラス用語： 山地河川 ,  *イワナ ,  サクラマス ,  *生息密度 ,  *環境容量 ,  交替制度
準シソーラス用語： サイズ ,  *ヤマメ ,  餌料環境 ,  *環境変動 ,  禁漁区 ,  渓流 ,  *資源変動 ,  体サイズ ,  長期モニタリング ,  輪番制

分類 (4件)： 魚類  (FH02020K) ,  生態系  (EE01040P) ,  環境因子の生物影響一般  (EE04010D) ,  動物生態学一般  (EE03010W)

引用文献 (7件)：

• 斉藤雅. イワナにおける資源の利用と個体群変動の関係. 海洋科学1975;7:49-54
• 名越誠・鈴木伸治・瀬見秀夫・坂口功祐・岩本吉包・岡本安弘. 渓流域におけるアマゴOncorhynchus rhodurusの生産. 三重大水産研報1982;9:69-88
• Nakano S・Nagoshi M. Denisity regulation and growth of a redspot masu-trout, Oncorhynchus rhodurus, in a mountain stre am. Physiol . Ecol. Japan 1985;22:1-16
• Sato T. Dramatic decline in population abundance of Salvelinus leucomaenis after a severe flood and debris flow in a high gradient stream. J. Fish Biol. 2006;69:1849-1854
• 中村智幸・丸山隆・渡邊精一. 禁漁後の河川型イワナ個体群の増大. 日水誌2001;67:105-107

タイトルに関連する用語 (14件)： 放流 ,  種苗 ,  手法 ,  開発 ,  事業 ,  委託 ,  渓流 ,  長期 ,  資源 ,  モニタリング ,  調査 ,  サイズ ,  資源量 ,  要因