文献

J-GLOBAL ID：201502233731681850   整理番号：15A0660288

放射音を用いたサンドイッチパネルの衝撃荷重同定および損傷モニタリング

Impact Force Identification and Damage Monitoring of Sandwich Panels Using Radiated Sounds

著者 (4件)： 跡部哲士 (東北大 大学院工学研究科) ,  村本真人 (東北大 大学院工学研究科) ,  HU Ning (千葉大 大学院工学研究科) ,  福永久雄 (東北大 大学院工学研究科)
資料名： 日本複合材料学会誌  (Journal of the Japan Society for Composite Materials)
巻： 41  号： 3  ページ： 85-93  発行年： 2015年05月15日 
JST資料番号： S0977A  ISSN： 0385-2563  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本検討は,ハニカムサンドイッチ構造を対象とした低速度の異物衝突に対するモニタリング技術の確立を目的に,CFRP表板/アラミドハニカムコアから成るサンドイッチパネルの衝撃荷重同定,および同定荷重にに基づいた損傷推定を取り扱った。即ち,異物衝突によってハニカムサンドイッチパネルに作用した衝撃の位置・荷重履歴をマイクロホンで計測した放射音から同定し,その同定荷重から衝撃損傷の発生や位置を推定する手法を提案した。実験により本手法の妥当性を検証した結果,衝撃による損傷の発生の有無に関係なく,放射音の到達時間から荷重位置を,計測音圧から荷重履歴を精度良く同定可能であることが明らかとなった。また,同定荷重の履歴の形状が損傷の発生の有無を推定する際の指標となり得ることを示した。更に,本手法が衝突体の剛性や質量に依存しないことも実証し,放射音を用いた衝撃荷重同定に基づく損傷探知の有用性を明らかにした。

シソーラス用語： *サンドイッチパネル ,  *サンドイッチ構造 ,  ハニカム構造 ,  炭素繊維強化プラスチック ,  プラスチックシート ,  低速度 ,  衝撃荷重 ,  *ヒステリシス ,  *位置 ,  *監視 ,  推定 ,  マイクロホン ,  音響 ,  損傷 ,  *同定 ,  音圧 ,  経時変化 ,  損傷検出 ,  有効性 ,  ハニカムサンドイッチ構造 ,  *音響モニタリング ,  *荷重履歴 ,  衝撃損傷 ,  *損傷同定 ,  放射音 ,  AFRPシート ,  損傷評価 ,  検出
準シソーラス用語： CFRP ,  アラミド繊維強化プラスチックシート ,  損傷推定 ,  *標的位置

分類 (7件)： ゴム・プラスチック材料試験  (HB03000F) ,  平板  (HD03060Z) ,  欠陥  (YH02040Z) ,  音響測定  (BB03040R) ,  強化プラスチックの成形  (YH04060J) ,  その他の紡糸・製糸  (YM03050G) ,  半合成・合成繊維  (YM03030K)

引用文献 (23件)：

• 1) 先端材料技術協会 (監修), 野口 元 (編集) : ハニカム構造の応用と機能, シーエムシー出版, 東京 (2008).
• 2) S. Abrate: Appl. Mech. Rev., 50, 2 (1997), 69–82.
• 3) 岡部洋二, 水口 周, 白石伸夫, 村上 賢, 武田展雄: 日本複合材料学会誌, 33, 1 (2007), 30–37.
• 4) S. Minakuchi, Y. Okabe & N. Takeda: <i>J. Sandwich Struct. Mater.</i>, 9, 1 (2007), 9–33.
• 5) S. Minakuchi, Y. Okabe, T. Mizutani & N. Takeda: <i>Smart Mater. Struct.</i>, 18, 8 (2009), 085018.

タイトルに関連する用語 (6件)： 放射音 ,  サンドイッチパネル ,  衝撃荷重 ,  同定 ,  損傷 ,  モニタリング