文献

J-GLOBAL ID：201502234016222640   整理番号：15A0588020

高血圧症における炎症,酸化ストレスおよび血管機能不全の関与

Roles of Inflammation, Oxidative Stress, and Vascular Dysfunction in Hypertension

著者 (4件)： DINH Quynh N. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  DRUMMOND Grant R. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  SOBEY Christopher G. (Monash Univ., VIC, AUS) ,  CHRISSOBOLIS Sophocles (Monash Univ., VIC, AUS)
資料名： BioMed Research International (Web)  (BioMed Research International (Web))
巻： 2014  号： Immunology  ページ： 406960 (WEB ONLY)  発行年： 2014年 
JST資料番号： U7008A  ISSN： 2314-6133  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 高血圧症は複雑な状態であり,また最も一般的な心血管危険因子であり,高い罹病率と死亡率の一因となっている。高血圧症例のおよそ90%は正確な原因が良く分かっていない本態性高血圧症に分類される。高血圧症は炎症と関連しているが,しかし炎症が高血圧症の原因であるのか影響であるのかは十分解明されていない。本論文の目的は炎症が高血圧症の発症に導くヒトと動物実験による証拠,ならびに酸化ストレスと内皮機能不全の併発に関する証拠について説明することである。(両方ともに高血圧症の発症において鍵となる段階であると考えられる。)交感神経系の活性化,老化および高いアルドステロンのような高血圧症の一因となる他の潜在的炎症誘発条件についても検討した。最後に,著者らは降圧療法に関する抗炎症薬とスタチン系薬剤の潜在的利点について考察した。検討した証拠から,炎症が高血圧症の発症に導く可能性があり,酸化ストレスと内皮機能不全が炎症カスケードに関与していることが示唆された。老化とアルドステロンは両方ともに炎症と高血圧症に関与している可能性がある。この故に,抗炎症薬は深刻な副作用が無く,将来において高血圧症の治療において使用の可能性を秘めている。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *高血圧症 ,  *炎症 ,  *酸化ストレス ,  *血管疾患 ,  本態性高血圧症 ,  交感神経系 ,  老化 ,  消炎薬 ,  治療法 ,  アルデヒド ,  ステロイド ,  エノン ,  脂環式アルコール ,  脂環式ケトン ,  ジオール ,  ジケトン ,  ヒドロキシケトン
準シソーラス用語： *血管機能不全 ,  交感神経活性 ,  抗炎症薬 ,  降圧療法

分類 (2件)： 循環系の疾患  (GJ03000C) ,  循環系疾患の薬物療法  (GJ05020M)

物質索引 (1件)： アルドステロン

タイトルに関連する用語 (4件)： 高血圧症 ,  炎症 ,  酸化ストレス ,  血管機能不全