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J-GLOBAL ID:201502234594307607   整理番号:15A0620464

7-β-キシロシル-10-デアセチルタキソールのスケールアップ生体触媒反応と組換え酵母によるその類似物質に関するパイロット試験

Pilot studies on scale-up biocatalysis of 7-β-xylosyl-10-deacetyltaxol and its analogues by an engineered yeast
著者 (2件):
資料名:
巻: 42  号:ページ: 867-876  発行年: 2015年06月 
JST資料番号: E0005C  ISSN: 1367-5435  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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イチイのパクリタキセル含量は極めて少なく,重要な抗がん剤の世界的な不足を招いている。イチイは,パクリタキセルの半合成において10-デアセチルタキソールに生物変換される7-β-キシロシル-10-デアセチルタキソールも豊富に生産する。しかし,スクリーニングされた微生物による生物変換は効率が悪かった。そこで著者らは,Lentinula edodes由来のグリコシドヒドロラーゼ遺伝子で組換型酵母を構築し,生物変換を調べた。以前に確立した反応条件に基づき,7-β-キシロシル-10-デアセチルタキソールまたはその抽出物の生物変換を更に最適化し,200-Lスケールの高細胞密度発酵から得た組換え酵母でスケールアップした。最適化は,凍結乾燥細胞量,ジメチルスルホキシド濃度,0.5%消泡剤の添加や基質濃度などを考慮した。その結果,10L反応体積で10および15g/Lの7-β-キシロシルタキサンのそれぞれ93~95%の生物変換と83%の生物変換が達成できた。10-デアセチルタキソールの収量は,15g/Lの7-β-キシロシル-10-デアセチルタキソールを含む1L体積において10.58g/Lに達した。変換効率は他のレポートや著者らの以前の研究のものよりも高くなっただけでなく,10L反応体積でも実現することができた。パイロット規模の生成物精製も確立することができた。本研究では,半合成パクリタキセルの工業的生産における7-β-キシロシル-10-デアセチルタキソールの基礎研究と工業利用との間の間隙を埋めることができた。Copyright 2015 Society for Industrial Microbiology and Biotechnology Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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薬物の合成  ,  抗腫よう薬の基礎研究  ,  微生物代謝産物の生産 
物質索引 (3件):
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