抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,日本国内では火力発電への依存度が高まり,液化天然ガス(LNG)の需要量が増加している。また世界全体でも,LNGの需要が増加傾向にある。これまで当社は,LNG貯槽・輸送設備などのインフラ製品を製造し,特にLNG貯槽については,最大容量23万kLの大型LNG貯槽など,国内・海外で建造中を含め40基以上の実績がある。現在,当社では,国内22万kL地下式LNG貯槽を2016年完成予定に向けて製作中である,これまでと同様に,品質・工期安定化のため工場ブロック方式を採用し,ステンレス板(SUS304,薄板:厚さ2mm)をプレス加工により波型(コルゲーション)に成形したメンブレンパネルを複数組み合わせ,メンブレンパネル・工場ブロックを製作中である。今回の地下式LNG貯槽建設工事では,オペレータの技量に依存せず,無監視で溶接可能なメンブレンパネル自動溶接装置を開発し,溶接施行の信頼性向上を図った。本稿では,当社が開発したメンブレンパネル自動溶接装置について,開発の課題,実施項目,溶接自動倣いシステム,溶接条件データベース,溶接ひずみ低減技術および溶接施行状況について報告する。