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J-GLOBAL ID:201502235521647147   整理番号:15A0680189

陸面-大気の炭素および水フラックスの飽差,土壌水分および河川流量との関係

Land-atmosphere carbon and water flux relationships to vapor pressure deficit, soil moisture, and stream flow
著者 (3件):
資料名:
巻: 208  ページ: 108-117  発行年: 2015年08月15日 
JST資料番号: C0901A  ISSN: 0168-1923  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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気候変動は,積雪が多い山林生態系の水循環および生物地球化学的循環に大きな影響を与えている。生育期間の乾燥ストレスは,一般的に融雪による土壌水分含量(WC)と河川流量(Q)が低下した後に生じ,大気中の水需要(飽差(VPD)など)を増加させる。そこで,テンダーフットクリーク試験林(ロッキー山脈北部の山林)のH2OおよびCO2フラックスの6年分(2006~2011年)の記録を分析した。そして,1)生育期間の蒸発散量(ET),生態系純生産量(NEP)および水利用効率(WUE,NEP/ET)がどのようにWCやVPDの変化による影響を受けるか,2)流域レベルでの水利用可能性の総合的尺度である河川流量(Q)がNEPとどのように関係しているか,3)年間降水量および気温によって左右される生育期間の長さ(GSL)と年間NEPはどのように関係しているかを調べた。その結果,生育期間のNEPはWCと線形関係を,Qと対数線形関係を示し,河川流量と土壌水分が生育期間後期に年間最低量に達すると水欠乏が続くことが示唆された。それにもかかわらず,生育期間が長い年は比較的NEPが高く,WCやQが低くても純炭素吸収源が低く維持されたことから,樹木は乾燥時に土壌の深いところ(>30cm)から水を吸収できると考えた。しかし,当地域で予想されている気候の温暖化と乾燥化は,GSL,WCおよびVPDを生態系が維持できる限界に近づけ,GSLと年間NEPとの間の現在の関係を変えてしまうほどの水分ストレスを植生に与える可能性があると考えた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (4件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生態系  ,  環境問題  ,  植物に対する影響  ,  森林植物学 

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