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J-GLOBAL ID：201502235613590290   整理番号：15A0641778

熟期の異なるホールクロップサイレージ用イネ品種の組み合せが収穫調製作業を行うコントラクターの経済性に与える効果

Economic impact of combinations of whole crop silage rice varieties with different maturation periods on harvest and silage contractors

著者 (3件)： 手島信貴 (福岡県農林業総合試) ,  宮川創 (福岡県農林業総合試) ,  柿原孝彦 (福岡県 農林水産部)
資料名： 日本暖地畜産学会報  (Journal of Warm Regional Society of Animal Science, Japan)
巻： 58  号： 1  ページ： 11-17  発行年： 2015年03月31日 
JST資料番号： L2633A  ISSN： 2185-081X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ホールクロップサイレージ(WCS)用イネの収穫調製作業を受託するコントラクターの経済性に与える,異なる熟期のイネ品種の組み合わせによる適期収穫期間拡大の効果を現地事例調査や栽培試験成績等より検討した。その結果,機械導入時に公的助成を受けた場合,作業料金を2,500円/個とすると,極晩生品種「タチアオバ」のみでは損益分岐点稼働量を達成できなかったが,早生品種「まきみずほ」,極早生品種「夢あおば」の組み合わせでこれを超えることが可能と試算された。よって異なる熟期の品種の組み合わせは,コントラクターの経営安定化に寄与すると考えられた。一方,機械更新時は公的助成が受けられないため,3品種の組み合わせでも損益分岐点を超えることができず,この対策としてWCS用麦類を組み合わせた更なる収穫期間の拡大や,作業料金単価の向上を可能とするイネWCS飼料価値の向上が必要と考えられた。(著者抄録)

シソーラス用語： *ホールクロップサイレージ ,  *イネ科牧草 ,  作業組織 ,  *経済性 ,  植生 ,  畜産業 ,  放牧
準シソーラス用語： *コントラクタ ,  草種構成

分類 (1件)： 農業経済,農業経営  (FB01020L)

引用文献 (15件)：

• 福田 晋.2002.耕畜連携を進めるためのコントラクターの役割.畜産環境情報,19:8-12.
• 石川哲也・石田元彦.2007.品種と移植時期の組み合わせによる飼料イネ収穫適期の拡大.日本作物学会関東支部会報,22:24-25.
• 河本英憲・山口弘道・小松篤司・田中 治・押部明徳.2009.飼料イネのサイレージ発酵に及ぼす細切・高密度詰込みの影響.日本草地学会誌,54:323-327.
• 河野幸雄.2011.高糖分飼料イネ「たちすずか」の飼料特性と乳牛への給与.平成23 年度飼料イネの研究と普及に関する情報交換会:21-26.
• 松下 景・飯田修一・出田 収・春原嘉弘・前田英郎・田村泰章.2012.茎葉多収で消化性に優れ高糖分含量の飼料用水稲品種「たちすずか」の育成.近畿中国四国農業研究センター研究報告,11:1-13.

タイトルに関連する用語 (8件)： ホールクロップサイレージ ,  イネ ,  品種 ,  組み合せ ,  収穫 ,  調製 ,  コントラクター ,  経済