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J-GLOBAL ID：201502235616983055   整理番号：15A0745828

リチウム吸着による単層MoS²の構造転移

Structural Transitions in Monolayer MoS₂ by Lithium Adsorption

著者 (5件)： ESFAHANI D. Nasr (Universiteit Antwerpen, Antwerpen, BEL) ,  LEENAERTS O. (Universiteit Antwerpen, Antwerpen, BEL) ,  SAHIN H. (Universiteit Antwerpen, Antwerpen, BEL) ,  PARTOENS B. (Universiteit Antwerpen, Antwerpen, BEL) ,  PEETERS F. M. (Universiteit Antwerpen, Antwerpen, BEL)
資料名： Journal of Physical Chemistry C  (Journal of Physical Chemistry C)
巻： 119  号： 19  ページ： 10602-10609  発行年： 2015年05月14日 
JST資料番号： W1877A  ISSN： 1932-7447  CODEN： JPCCCK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： MoS₂は層状物質で2つのヘキサゴナルカルコゲン原子層にヘキサゴナル充填金属イオン層がサンドイッチされた構造で表せ,Moイオン層は2種類の層,八面体配位(T)層または三角プリズム(H)層,からなる。本研究は,第一原理密度汎関数法計算により,MoS₂層にLiをドープした時のT層とH層の構造安定性について調べた。その結果,MoS₂表面にLi原子が吸着すると歪んだT相がH相より安定化することが分かった。分子動力学計算及び格子振動計算から,MoS₂のT相は動力学的に不安定でかなりの歪を受け,その歪の型は吸着Li原子濃度等に依存することを示した。安定なH相から歪んだT相への転換のエネルギー障壁は,吸着Li原子の濃度の増加に伴って減少することが分かった。その減少には,MoS₂単層の両面に吸着すること,すなわち,MoS₂層間を貫通し,両面上で拡散すること,が必要であることを示した。

シソーラス用語： *吸着 ,  *リチウム ,  *硫化モリブデン ,  *単一層 ,  密度汎関数法 ,  層状組織
準シソーラス用語： *二硫化モリブデン ,  層状構造

分類 (3件)： 塩  (CD01050V) ,  物理的手法を用いた吸着の研究  (CB12043P) ,  固相転移  (BL04020G)

タイトルに関連する用語 (5件)： リチウム ,  吸着 ,  単層 ,  MoS2 ,  構造転移