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J-GLOBAL ID：201502235664648233   整理番号：15A0383653

サスペンションプラズマ溶射読本 サスペンションプラズマ溶射法による光学特性アルミナ成膜

著者 (3件)： 山田基宏 (豊橋技科大 機械工学系) ,  福本昌宏 (豊橋技科大 機械工学系) ,  伊藤忍 (オプトコム)
資料名： 溶射技術  (日本溶射学会監修誌)
巻： 34  号： 3  ページ： 30-32  発行年： 2015年02月25日 
JST資料番号： S0111B  ISSN： 0289-422X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 一般的に全光束の測定には積分球方式を用いる。積分球とは,装置内に光源を設置し,放出する光を内壁面によって乱反射させることで強度を均一化し,全光束を測定する評価装置である。その内壁面には紫外線から近赤外までの広範囲に及ぶ波長域に対して安定した光反射特性を持つ材料が要求される。広範囲にセラミックス皮膜を高速で作製する方法として大気中プラズマ溶射(APS)法に着目し,その皮膜の光反射特性は原粉末よりも,特に紫外域付近において低下することを確認した。その原因としてAPS皮膜中の気孔などの欠陥が大きく関与していると推定した。本稿では,微細粉末による懸濁液(サスペンション)を供給材料とするサスペンションプラズマ溶射(SPS)法の適用を試み,アルミナ皮膜の検討を行った。その結果,SPS法を用いることによって原粉末の特性を維持した皮膜をつくることができ,厚膜となる条件において良好な光反射特性を示すことを明らかにした。

シソーラス用語： *薄膜成長 ,  プラズマ溶射 ,  懸濁液 ,  セラミック膜 ,  *アルミナ ,  *光学的性質 ,  積分球 ,  光束 ,  光反射 ,  格子欠陥 ,  厚膜 ,  反射率 ,  微細構造 ,  電子顕微鏡観察 ,  X線回折分析 ,  多層膜
準シソーラス用語： *サスペンションプラズマ溶射 ,  光学特性 ,  光反射率 ,  積層膜 ,  走査電子顕微鏡法 ,  大気プラズマ溶射 ,  微細組織

分類 (1件)： 酸化物薄膜  (BK14050P)

タイトルに関連する用語 (4件)： サスペンションプラズマ溶射 ,  光学特性 ,  アルミナ ,  成膜