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J-GLOBAL ID:201502235713950218   整理番号:15A0621885

低オクタン価ガソリン多重予混合圧縮着火モードにおける時間的空間的に分布した燃焼

Temporally and spatially distributed combustion in low-octane gasoline multiple premixed compression ignition mode
著者 (6件):
資料名:
巻: 150  ページ: 150-160  発行年: 2015年07月15日 
JST資料番号: A0097A  ISSN: 0306-2619  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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先進的な燃焼戦略,すなわち,”多重予混合圧縮着火”(MPCI)は,多重燃焼領域を利用している。本論文において,比較的低い反応性と高い揮発性の燃料を用いた二段予混合燃焼(すなわち,低温燃焼と高温燃焼)がMPCIモードにおいて発見された。低オクタン価ガソリンMPCIモードの混合形成と燃焼プロセスを,KIVA-CHEMKINにより分解した。本研究においてモデル化された低オクタン価ガソリン(G70H30)は,体積率70%のガソリンと30%のn-ヘプタンの混合であり,それは,イソ-オクタンとn-ヘプタンの酸化機構により表される。離散多成分(DMC)蒸発モデルを用いて,G70H30の蒸発プロセスをシミュレートし,一方で,簡易な12段GRI-Mechモデルと二段煤モデルを,それぞれ,NOxと煤の計算に適用した。比較研究として,G70H30の部分予混合圧縮着火(PPCI)モードも同じ数値モデルを用いてシミュレートした。燃焼チェンバの縦および横断面から,MPCIモードにおける時間的空間的に分布した燃焼イベントを見いだした。すなわち,第一低温予混合圧縮着火がピストンボウルの外側で起こり,それは,主として,局所的な燃料濃厚領域より始まってピストン上部のスクイーズゾーンで起こる。ついで,第二燃料注入とチェンバ壁の相互作用から生じた局所乱流により制御された第二高温予混合燃焼が,燃焼チェンバの中央部で起こる。MPCIモードにおける時間的空間的に分布した燃焼は,局所温度を低下させる結果,NOx形成がより低くなり,熱伝達損失が低下する。しかしながら,G70H30のPPCIモードにおいては,目立った燃焼分布は見られず,局所温度がより高くなるため,より多くのNOxが発生する。さらに,初期の第一MPCIとPPCIの注入は,スプレー-リニア衝突を生じ,続く燃焼プロセスにおいて煤形成の主要な原因となる。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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圧縮点火機関 

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