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J-GLOBAL ID：201502235731285396   整理番号：15A0652798

WSe_xナノ複合材料被覆の自己潤滑性

Self-Lubricity of WSe_x Nanocomposite Coatings

著者 (5件)： DOMINGUEZ-MEISTER S. (Instituto de Ciencia de Materiales de Sevilla, Sevilla, ESP) ,  CONTE M. (IK4-Tekniker, Eibar, ESP) ,  IGARTUA A. (Instituto de Ciencia de Materiales de Sevilla, Sevilla, ESP) ,  ROJAS T. C. (Instituto de Ciencia de Materiales de Sevilla, Sevilla, ESP) ,  SANCHEZ-LOPEZ J. C. (Instituto de Ciencia de Materiales de Sevilla, Sevilla, ESP)
資料名： ACS Applied Materials & Interfaces  (ACS Applied Materials & Interfaces)
巻： 7  号： 15  ページ： 7979-7986  発行年： 2015年04月22日 
JST資料番号： W2329A  ISSN： 1944-8244  CODEN： AAMICK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 本稿では,周囲空気中でも低摩擦(0.07)と低摩耗率(3×10^-7mm³Nm^-1)をもつWSe_x被覆の調整を提出した。合成は非反応性マグネトロンスパッタリングにより行い,Si基板上に低層でWリッチ,上層でSeリッチの三層構造を形成した。その低摩擦挙動と低化学反応性を理解するために,トライボロジー研究を可変圧力(大気圧から1×10^-8mbar)下で高真空摩擦計を用いて行った。ナノスケール分解能をもつ先端透過型電子顕微鏡法により膜ナノ構造と組成の詳細な研究を行い最上位層がW中の非晶質マトリックスリッチW,a-W(Se)中に埋め込まれたWSe₂のナノ結晶により形成されていることを見出した。摩擦試験後に,滑り方向に沿ったWSe₂ラメラの増大した結晶秩序と配向を界面領域で観測した。高角度環状暗視野,走査透過型電子顕微鏡法,およびエネルギー分散X線分析に基づいて,a-W(Se)相の格子間基底面からのW原子の放出を提案した。これらのW原子は表面に到達し,酸化から潤滑WSe₂相を保護する犠牲的な役割をはたした。

シソーラス用語： *タングステン化合物 ,  *セレン化物 ,  *被覆 ,  *自己潤滑 ,  *ナノ構造 ,  摩擦 ,  摩耗率 ,  ナノ複合材料 ,  マグネトロンスパッタリング ,  反応性 ,  ケイ素 ,  トライボロジー ,  圧力効果 ,  摩擦試験 ,  非晶質 ,  埋込み【挿入】 ,  ナノ結晶 ,  酸化 ,  保護膜 ,  Raman散乱
準シソーラス用語： Si基板 ,  *セレン化タングステン ,  格子間隔 ,  高傾角環状暗視野透過型走査電子顕微鏡 ,  三層構造 ,  走査電子顕微鏡-エネルギー分散X線分析

分類 (2件)： 潤滑一般  (QB02010S) ,  原子・分子のクラスタ  (BH09030O)

タイトルに関連する用語 (2件)： ナノ複合材料 ,  自己潤滑