抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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k-ε乱流モデルおよび剪断輸送(SST)モデルを用いた壁面粗さの説明のために,従来,各種の粗さ修正が提案されてきたが欠点もある。k-ω乱流モデルには,Wilcoxモデル,Menterのベースライン(BSC)およびSSTモデルがある。粗さモデル解析には,簡素化解析,Wilcoxの修正,HellstenとLaineの修正,Knoppらの修正がある。また粗さ修正の評価には,ミッシシッピ州立大学の実験,Acharyaらの実験,Blanchardの実験,Colemanらの実験が含まれる。本稿では,SSTモデル対して,特に遷移領域で異なる挙動を再現する,2種類の新規の修正を提案する。Colebrookに基づく修正が推奨される一方で,Nikradseに基づくものが,遷移領域中で,起こり得る挙動の崩落に関する情報を加える。結論は,ほとんどの遷移領域と全ての完全粗さ領域に対して,SSTモデルと組み合わせたWilcoxの修正が失敗することを確証した。