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J-GLOBAL ID:201502236113063052   整理番号:15A0759660

ウィスコンシン州の乳牛から分離されたグラム陽性乳房炎病原体における表現型抗菌剤感受性および選定した耐性遺伝子の発生

Phenotypic antimicrobial susceptibility and occurrence of selected resistance genes in gram-positive mastitis pathogens isolated from Wisconsin dairy cows
著者 (4件):
資料名:
巻: 98  号:ページ: 4521-4534  発行年: 2015年07月 
JST資料番号: C0282A  ISSN: 0022-0302  CODEN: JDSCAE  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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米国では,ウシ乳房炎治療用に認可された乳房内抗菌剤はほとんど存在しなが,ウィスコンシン州の大農場の乳牛で発生した臨床型乳房炎の症例から回収したブドウ球菌,連鎖球菌および連鎖球菌様生物体に由来する表現型感受性および選定抗菌剤耐性遺伝子の存在を調査した。黄色ブドウ球菌(SA;19牛群に由来する35菌),コアグラーゼ陰性ブドウ球菌(CNS;30牛群に由来する51菌),連鎖球菌属種(36牛群に由来する78菌)および連鎖球菌様生物体(19牛群に由来する31菌)を用いた。全てのブドウ球菌属種はセフチオフル(CTF),セファロチン(CET),およびペニシリン(PC)/ノボビオシン(NB)合剤に感受性であった。全てのブドウ球菌のうち,1つの表皮ブドウ球菌のみがオキサシリン(OX)に表現型耐性を示した。SAの8.6%およびCNSの15.7%でエリスロマイシンに対する表現型感受性を認めた。ブドウ球菌の約20%および連鎖球菌と連鎖球菌様生物体の13~22%が,ピルリマイシン(PIR)に表現型耐性を示した。全ての連鎖球菌属種はCTF,CETおよびOXに表現型感受性を示した。PIRおよびスルファジメトキシンに表現型感受性を示す分離株の割合は,Streptococcus dysgalactiaeおよびStrep.uberis間で異なった。全ての連鎖球菌様生物体はCTF,CET,OX,PC,およびPC/NB合剤に表現型感受性を示した。調べた全ての生物体のうち,36.9%はいかなる耐性遺伝子も保有しておらず,35.4%が1つの遺伝子を,27.7%が複数の遺伝子を保有した。SAの51.4%およびStaphylococcus chromogenesの48.0%が複数の耐性遺伝子を保有した。Strep.dysgalactiaeの12.2%が複数の耐性遺伝子を保有したが,Strep.uberisは保有しなかった。結果は,大部分のグラム陽性乳房炎生物体が,乳房内投与に使用される大部分の抗菌剤に対して感受性であることを示唆するが,選定耐性遺伝子の存在は,表現型耐性の発生に比例しなかった。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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牛  ,  細菌による動物の伝染病  ,  微生物生理一般 
物質索引 (7件):
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