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J-GLOBAL ID：201502236298396818   整理番号：15A0633169

天文学者たちの昭和 「古在機構」解説

著者 (1件)： 小久保英一郎 (国立天文台)
資料名： 天文月報  (Astronomical Herald)
巻： 108  号： 6  ページ： 368-370  発行年： 2015年05月20日 
JST資料番号： F0543A  ISSN： 0374-2466  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 制限3体問題における軌道離心率と軌道傾斜角の大きな小惑星の近点引数(軌道面での近点の方向)は,ある条件下でπ/2もしくは3π/2の周りをひょう動(振動)することが古在氏により発見され,永年摂動論を用いて理論的に説明された。このひょう動は古在機構や古在サイクルと呼ばれている,ここでは,運動方程式と摂動関数,ハミルトニアンマップにより,古在機構の概念について解説した。近年,古在機構は小惑星の場合だけでなく,太陽-惑星-太陽系外縁天体,太陽-惑星-彗星,太陽-銀河系円盤-彗星などにも応用されている。

シソーラス用語： 三体問題 ,  *摂動論 ,  *秤動 ,  ハミルトニアン ,  運動方程式 ,  離心率 ,  軌道傾斜角
準シソーラス用語： *制限三体問題 ,  *Kozai機構

分類 (1件)： 太陽系一般  (DB04010T)

引用文献 (2件)：

• Kozai Y., 1962, Astron. J. 67, 591
• Kokubo E., 2003, “Over the Resonance”(Proceedings of the 35th Symposium on Celestial Mechanics), 52