文献

J-GLOBAL ID：201502236449902362   整理番号：15A0521374

組込生体模倣呼吸機構をもつ肺オンチップアレイ

A lung-on-a-chip array with an integrated bio-inspired respiration mechanism

著者 (8件)： STUCKI Andreas O. (ARTORG Center for Biomedical Engineering Res., Lung Regeneration Technologies, Univ. of Berne, Switzerland. ...) ,  STUCKI Janick D. ,  HALL Sean R. R. ,  FELDER Marcel ,  MERMOUD Yves ,  SCHMID Ralph A. ,  GEISER Thomas ,  GUENAT Olivier T.
資料名： Lab on a Chip  (Lab on a Chip)
巻： 15  号： 5  ページ： 1302-1310  発行年： 2015年03月07日 
JST資料番号： W2330A  ISSN： 1473-0197  CODEN： LCAHAM  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 薄い肺胞バリアと呼吸運動によって誘起される3次元周期的ひずみを含め,肺実質環境を模倣する肺オンチップアレイを報告する。肺胞バリアを伸展するマイクロダイヤフラムが,吸気に関与する主要な筋肉,in vivo横隔膜から発想を得る。このデバイスの設計は肺実質で見出されるin vivo条件を最もよく再現するだけでなくまた頑強で扱い易いデバイスを作ることに目的がある。デバイスの取り外し可能な接着に基づく,革新的概念は,膜の両側面に接近し易いことによる膜上に培養される細胞の濃度の正確な制御を可能にすることが示される。薄い,多孔性かつ伸縮可能な膜の各側面上に密接な単層を形成する上皮と内皮細胞を共培養することによって肺胞バリアの機能性が再建されることができた。周期的ひずみが上皮細胞層の透過特性に影響を及ぼすことを示した。さらに,また患者から得られた初代ヒト肺胞上皮細胞の代謝活性とサイトカイン分泌にひずみが影響を及ぼすことも実証された。これらの結果はこのデバイスの潜在能力を立証し,肺研究における呼吸によって誘起される機械的ひずみの重要性を確信させる。Copyright 2015 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST

シソーラス用語： *バイオテクノロジー ,  呼吸 ,  *超小形回路技術 ,  *肺胞 ,  横隔膜 ,  周期変化 ,  *歪 ,  ヒト ,  *上皮細胞 ,  血管内皮細胞 ,  培養細胞 ,  細胞培養 ,  膜 ,  ポリジメチルシロキサン ,  マイクロチャネル ,  共培養 ,  性質 ,  生存率 ,  インターロイキン8 ,  活性
準シソーラス用語： HUVEC ,  PDMS【重合体】 ,  オンチップ ,  マイクロ流体チャネル ,  細胞生存率 ,  *生体模倣技術 ,  多孔質膜 ,  代謝活性 ,  透過性 ,  *肺胞上皮細胞

分類 (3件)： 細胞・組織培養法  (EA03040R) ,  細胞生理一般  (EF02010S) ,  呼吸系モデル  (EL02030G)

タイトルに関連する用語 (6件)： 組込 ,  生体模倣 ,  呼吸 ,  肺 ,  オンチップ ,  アレイ