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J-GLOBAL ID：201502236636424571   整理番号：15A0690867

アロイ22の塩化物誘起隙間腐食への燐酸イオンの腐食抑制機構

Inhibition Mechanism of Phosphate Ions on Chloride-Induced Crevice Corrosion of Alloy 22

著者 (3件)： MIYAGUSUKU Marcela (Comision Nacional de Energia Atomica, Buenos Aires, ARG) ,  CARRANZA Ricardo M. (Comision Nacional de Energia Atomica, Buenos Aires, ARG) ,  REBAK Raul B. (Comision Nacional de Energia Atomica, Buenos Aires, ARG)
資料名： Corrosion (Houston, Tex.)  (Corrosion (Houston, Tex.))
巻： 71  号： 5  ページ： 574-584  発行年： 2015年05月 
JST資料番号： B0320A  ISSN： 0010-9312  CODEN： CORRAK  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： アロイ22は,ほとんどの環境で優れた耐食性を示し,塩化物溶液中や,硝酸イオン等,他のイオンの共存する環境における隙間腐食について,広く研究されている。本報では脱気したNaCl溶液に燐酸を加えた水溶液中におけるアロイ22の全面腐食及び局部腐食について,電気化学的測定により調べた。この結果,燐酸の添加により,不動態となる電位の範囲が拡大し,一定量以上の燐酸添加により,アロイ22の隙間腐食感受性が完全になくなることが示された。燐酸の優れた防食効果は,硝酸イオンに匹敵する。腐食面の元素分析結果より,燐酸イオンの不動態皮膜への組み込みがアロイ22の耐食性の強化に寄与していると考えられる。燐酸による耐食性のメカニズムは,2つの効果,すなわち隙間内部での燐酸イオンによる緩衝効果と,燐酸鉄化合物による保護皮膜の形成によるものと推定する。

シソーラス用語： *インコネル ,  *ニッケル合金 ,  *隙間腐食 ,  *アニオン ,  *リン酸塩 ,  *腐食抑制剤 ,  *腐食抑制作用 ,  不動態皮膜 ,  *保護膜 ,  緩衝作用 ,  不動態化 ,  電気化学的分極
準シソーラス用語： *Alloy22 ,  *塩化物イオン ,  *リン酸イオン

分類 (1件)： 防食  (WB03040M)

タイトルに関連する用語 (6件)： アロイ22 ,  塩化物 ,  誘起 ,  隙間腐食 ,  燐酸イオン ,  腐食抑制