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J-GLOBAL ID:201502236787076621   整理番号:15A0455956

オタネニンジンPgTIP1遺伝子は,その蛋白質の生物活性がSer128残基と関連し,Arabidopsisの成長を早めて,塩分ストレス耐性を向上させる

A ginseng PgTIP1 gene whose protein biological activity related to Ser128 residue confers faster growth and enhanced salt stress tolerance in Arabidopsis
著者 (2件):
資料名:
巻: 234  ページ: 74-85  発行年: 2015年05月 
JST資料番号: C0945B  ISSN: 0168-9452  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アイルランド (IRL)  言語: 英語 (EN)
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細胞膜を横切る水移動は,アクアポリンによって主に調節される。Panax ginseng(オタネニンジン)由来の液胞膜内在性蛋白質PgTIP1は,植物成長と発生や,非生物的ストレスに対する植物の応答において重要な役割を果たすことが見出されている。しかし,その機能と活性の調節は不明のままである。この問題を解明するため,PgTIP1の変異型について,Ser128残基をAla(S128Aと命名)またはAsp(S128Dと命名)で置換,またはThr54をAla(T54Aと命名)またはAsp(T54Dと命名)で置換することによって作出した。そして,野生型または変異PgTIP1を酵母で発現させ,水輸送をプロトプラストでモニターした。Ser128の置換は,PgTIP1の水チャネル活性を消失させたが,Thr54の置換は,その活性を阻害しなかった。さらに,Arabidopsisにおいて,S128AまたはS128Dではなく,PgTIP1の過剰発現は,バイオマス生産量で測定した植物成長を有意に増加させ,塩分ストレス耐性にも有益な効果を有していた。重要なことは,PgTIP1の過剰発現によって,ストレス関連遺伝子の発現に変化が生じて,植物の塩分ストレスに対する耐性が高まった。こうした結果から,Arabidopsisにおいて,PgTIP1はより早く成長させ,耐塩性を向上させ,その生物活性がSer128残基に関連していることが実証された。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
植物生理学一般  ,  遺伝子発現  ,  生体膜一般 

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