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J-GLOBAL ID：201502237031531798   整理番号：15A0421291

ブドウ晩腐病の発生リスクを減らす栽培管理と薬剤防除

著者 (1件)： 井上幸次 (岡山県農林水産総合セ 農研)
資料名： 果樹
巻： 69  号： 3  ページ： 5-7  発行年： 2015年03月01日 
JST資料番号： Y0314A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 岡山県では,平成25年に多発したブドウ晩腐病が26年には多発しなかった。この違いの理由を考察し,本病の栽培的防除と化学的防除について解説した。発病リスクを減らす栽培管理としては,「早めの袋掛け」による感染防止が最も効果的である。本病に対する薬剤はいずれも予防策として散布する。まず,越冬伝染源に対して発芽前(5月~梅雨期)に散布し,胞子の飛散量を減らす。ベンズイミダゾール系薬剤には耐性発達の心配があるので,ベフラン液剤を防除歴に採用している。幼果を守るためには,落果後~袋掛けの間にQoI剤を使用してきたが,耐性菌の発生が見られるため,ペンチオピラド,マンゼブおよびテブコナゾールの順次散布を検討している。

シソーラス用語： *ブドウ ,  *植物病害 ,  栽培的防除 ,  防除 ,  農業殺菌剤 ,  岡山県 ,  栽培管理 ,  予防 ,  窒素複素環系殺菌剤 ,  農薬耐性 ,  耐性菌 ,  *病害防除 ,  アルコール ,  窒素複素環化合物 ,  芳香族塩素化合物 ,  有機硫黄化合物 ,  ジアミン
準シソーラス用語： QoI剤 ,  ベンズイミダゾール系殺菌剤 ,  化学的防除 ,  袋掛け ,  *晩腐病

分類 (2件)： 果樹  (FC03042G) ,  菌類による植物病害  (FC04052Y)

物質索引 (3件)： テブコナゾール ,  マンゼブ ,  ペンチオピラド

タイトルに関連する用語 (4件)： ブドウ晩腐病 ,  リスク ,  栽培管理 ,  薬剤防除