抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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楽器の音色の良し悪しの議論はむずかしい。本論文ではバイオリンについて近年の音色の可視化に関する主だった内容を紹介した。バイオリン小史から始まり,音響学的,運動力学的研究,演奏方法と音色に関する研究について駒から弓までの位置,弓速度について述べ,木材・部品と音色に関する研究として木材と音色について製材法との関連,各部品の音色への影響として駒,バスバー,テールガット,テールピース,魂柱,松脂の影響を述べた。ニスと音色との関係が,あまりないことについて述べた。バイオリンの音響と構造の可視化について振動モードの可視化についてのべた。また時代の流れとして電子楽器があるが,やはりまだ「生の木の楽器」の方が音の柔らかさも演奏した感覚もすぐれている。今後更なる音響技術や新素材の開発により可視化技術や情報処理関連技術者の果たす役割も多い。