文献
J-GLOBAL ID:201502237849580174   整理番号:15A0342376

地下水面深度を含めることによる熱帯湿地生態系の火災干ばつ指数の改善

Modification of a fire drought index for tropical wetland ecosystems by including water table depth
著者 (4件):
資料名:
巻: 203  ページ: 1-10  発行年: 2015年04月15日 
JST資料番号: C0901A  ISSN: 0168-1923  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報文では,森林火災の危険性を評価するのに通常用いられている既存の経験的干ばつ指数,すなわちKeetch-Byram干ばつ指数(KBDI)を熱帯湿地生態系で使えるよういかに調整し改良するかを考察した。改善点は,(i)局地気候への干ばつ係数の調整と(ii)干ばつ指数を制御する動的因子としての地下水面深度の追加,である。著者等は3つの指数,すなわちオリジナルのKeetch-Byram干ばつ指数(KBDI),オリジナルの指数であるが局地気候情報も含む調整KBDI(KBDIadj),局地気候情報と土壌/水文学的特性双方を勘案する改変KBDI(mKBDI)を区別した。mKBDIを構築し2009年4月~2011年3月,Sumatra南部(インドネシア)の湿地森林で試験した。この期間水文気象学的データをモニタリングしKBDI,KBDIadj及びmKBDIの計算に用いた。まず土壌含水率の測定値を用いてmKBDIを較正し干ばつ指数の測定値(DIobs)に変換した。得られた結果から,次項に基づくとmKBDIの性能は有望であることを示した:(i)mKBDIのパターンがDIobsの動態をフォローしていること,(ii)火災危険階級の頻度の予測能,(iii)統計学的基準。mKBDIは明らかにKBDIとKBDIadjの性能を凌駕していた。さらに,火災危険度が最大に達し,それぞれより低いと危険度はそれ以上増加しない臨界地下水面深度を見出した(Sumatra南部の湿地森林では0.85m)。容易に得られる土壌特性と地下水面因子のパラメータを結びつける土壌圏伝達関数を開発できれば,mKBDIはより広範に適用することができよう。本研究の知見は,土地利用計画者,水管理者及び利害関係者(例えば森林の地主)が特に熱帯湿地生態系での火災危険度をより良く予測するために局地気候情報と土壌/水文学的特性をKBDIに統合するのをより容易にするであろう。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生態系 

前のページに戻る