文献

J-GLOBAL ID：201502238449833355   整理番号：15A0691197

炭酸ガス/硫化水素系におけるL360鋼に及ぼすイミダゾリンおよび酸化物皮膜の相乗抑制効果

The synergistic inhibition effect between imidazoline and the oxide film on L360 steel in CO₂/H₂S systems

著者 (8件)： CHEN Guohao (Res. Inst. Petroleum Exploration and Dev., Beijing, CHN) ,  LI Lingyun (Daqing Oilfield E&D Res. Inst., Heilongjiang, CHN) ,  OUYANG Jian (Res. Inst. Petroleum Exploration and Dev., Beijing, CHN) ,  ZHU Zhuoyan (Res. Inst. Petroleum Exploration and Dev., Beijing, CHN) ,  WANG Feng (Res. Inst. Petroleum Exploration and Dev., Beijing, CHN) ,  WANG Yuanyuan (Res. Inst. Petroleum Exploration and Dev., Beijing, CHN) ,  XUE Junjie (Res. Inst. Petroleum Exploration and Dev., Beijing, CHN) ,  ZHAO Jingmao (Beijing Univ. Chemical Technol., Beijing, CHN)
資料名： Anti-Corrosion Methods and Materials  (Anti-Corrosion Methods and Materials)
巻： 62  号： 3  ページ： 143-148  発行年： 2015年 
JST資料番号： B0322A  ISSN： 0003-5599  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 60°Cの炭酸ガスと硫化水素の混合ガスを飽和した石油ガス井戸模擬溶液において緻密な酸化皮膜(OF)に覆われたパイプライン鋼の腐食に及ぼすイミダゾリン(IM)の抑制効果を電気化学的インピーダンス法により調べた。鋼の表面形態を走査電子顕微鏡で観察すると共にOFをX線回折により分析した。IMはオレイン酸とジエチレントリアミンから合成した。IM濃度を0から200mg/lに変化させた。L360鋼の電荷移動抵抗はIM濃度と共に上昇した。200mg/lのIMではOFに覆われていないL360鋼に対する腐食抑制率は90.40%であるのに対し,OFに覆われたL360鋼に対する腐食抑制率は94.60%であった。OFとIMの抑制相乗効果をIMのOF中への侵入およびOF表面へのIMの吸着によって説明した。

シソーラス用語： *パイプライン用鋼 ,  *腐食試験 ,  *浸漬試験 ,  *二酸化炭素 ,  *硫化水素 ,  電気化学インピーダンス ,  *酸化膜 ,  *腐食抑制剤 ,  *窒素複素環化合物 ,  *腐食抑制作用 ,  *相乗作用 ,  等価回路
準シソーラス用語： *L360鋼 ,  *イミダゾリン ,  電荷移動抵抗 ,  腐食抑制率

分類 (1件)： 防食  (WB03040M)

タイトルに関連する用語 (4件)： 炭酸ガス ,  硫化水素 ,  酸化物皮膜 ,  抑制効果