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J-GLOBAL ID:201502238479985010   整理番号:15A0649404

無標識の定量的プロテオミクス分析によってヒト糸球体硬化性病変における補体代替及び終端経路の強い関与を明らかにする

Label-free quantitative proteomic analysis reveals strong involvement of complement alternative and terminal pathways in human glomerular sclerotic lesions
著者 (13件):
資料名:
巻: 123  ページ: 89-100  発行年: 2015年06月18日 
JST資料番号: T0073A  ISSN: 1874-3919  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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末期の多様な糸球体疾患にはしばしば糸球体硬化が伴うので,偏在する生物過程の基礎をなす病理学を特異的な疾病に関与するこれらの重症例から区別することは課題である。さらにヒト糸球体硬化の徹底的なプロテオミクスはまだ限定的である。本研究では,特定の腎疾患を排除して加齢に伴うと考えられるヒトの中程度(i-GS)及び進行(GS)硬化性病変糸球体を,泌尿器癌腫から離れた巨視的に正常な皮層よりレーザ捕獲し,無標識の定量的なプロテオミクス分析に供した。代替及び終端系路の抑制的な制御因子の増加を伴う,上昇傾向にあるi-GS及びGSにおける膜侵襲複合体の明白な増加を詳説した。GOアノテーションとIPA系路分析はこの結果に一致した。プロテオミックスの知見は,明瞭な腎疾患において見られる代替及び終端系路がポジティブに糸球体硬化に関与していることを示す免疫組織化学的研究で検証した。さらにプロテオミックス分析でGS及びi-GSにおけるGS及びTGF-ss1中の補体因子Bの大きな増加を見出した。補体因子Bの同定は代替系路のオンサイト活性化が損傷糸球体で起きていることと関係しており,TGF-ss1の段階的な増加は糸球体硬化症の進行に寄与している事を示唆した。本研究で,中間及び進行した硬化性の病変のヒト糸球体の徹底的な定量的プロテオミクスを提供した。これにより代替及び終端系路成分の過剰発現が,明瞭な腎疾患が見られるヒト糸球体硬化症に有意に関与することを明らかにした。増加したTGF-ss1のプロテオミクス同定はヒト糸球体硬化症を引き起こす足状細胞の役割をサポートするエビデンスを提供した。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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腎臓  ,  蛋白質・ペプチド一般 

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