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J-GLOBAL ID：201502238690642226   整理番号：15A0056119

漁船漁業の省コスト化に繁がる新たな漁具漁法技術-底びき網漁業における事例-

New Fishing Gear Technologies and Methods for Cost Reduction in Fishing Industry~a Case Study of the Bottom Trawl~

著者 (3件)： 熊沢泰生 (ニチモウ) ,  平山完 (ニチモウ) ,  伊藤翔 (ニチモウ)
資料名： 水産工学  (Fisheries Engineering)
巻： 51  号： 2  ページ： 153-163  発行年： 2014年11月15日 
JST資料番号： F0449B  ISSN： 0916-7617  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年の燃料油の高騰,水産資源の減少,魚価安等は漁業経営に対して大きい影響を及ぼしている。漁船漁業がもつ国民の蛋白源の供給という重要性から,その経営を持続できるようにすることが大切である。そのためには,コストの低減が大切で,ここでは底びき網漁業における事例をもとに運用または操業方法による省コスト化について述べる。紹介するのは米国アラスカと国内の小型底びき網における省コスト化に関連した技術開発と普及についての事例である。これらは,曳網速度を遅くしても操業・漁獲効率を低下させない漁具改良を施すことによって省エネルギーと共に必要な漁業収入も確保する技術である。このような技術を普及させるためには,技術習熟のための支援,漁業規制の見直し等も必要になる。

シソーラス用語： *漁船 ,  *漁業 ,  *原価低減 ,  *漁具 ,  *漁法 ,  技術開発 ,  *底引 ,  燃料油 ,  水産資源 ,  アラスカ州 ,  漁網
準シソーラス用語： 曳網 ,  *経費節減 ,  事例紹介 ,  流体抵抗

分類 (3件)： 水産経済・経営  (FH01020D) ,  漁労一般  (FH03010G) ,  漁船  (QJ05021N)

引用文献 (22件)：

• 2003年(第11次)漁業センサス.農林水産省大臣官房統計部経営・構造経営課センサス統計室漁業センサス統計班,東京,2008.
• 2008年漁業センサス.農林水産省大臣官房統計部経営・構造経営課センサス統計室漁業センサス統計班,東京,2010.
• 中西孝:漁獲努力可能(TAE)のオイル・クオーターによる個別割当の試み.漁協経営,482:22-25,2003.
• 物価指数年報 (http://www.boj.or.jp/statistics/),製造業部門別・算出物価指数(2005基準),企業別物価指数(2010年基準):日本銀行,東京,2012.
• 漁船漁業の省エネルギーに向けて:独立行政法人水産総合研究センター,水産工学研究所,開発調査センター,東京,2013.

タイトルに関連する用語 (3件)： 漁船漁業 ,  漁具 ,  漁法