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J-GLOBAL ID:201502238721065877   整理番号:15A0475142

下水スラッジバイオチャーの化学的ならびに物理的な特性へ与える熱分解温度の影響

Effect of pyrolysis temperature on chemical and physical properties of sewage sludge biochar
著者 (3件):
資料名:
巻: 33  号:ページ: 275-283  発行年: 2015年03月 
JST資料番号: H0970A  ISSN: 0734-242X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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人口の増加と経済の発展とともに,発生する下水スラッジに量が急増している。下水スラッジの肥料としての再利用が試みられてきたが,スラッジに含まれる重金属や病原体が問題となってきた。下水スラッジや作物残渣のような有機廃棄物の熱分解から得られるバイオチャーを土壌へ適用すると,これは大気中の炭素の削減に寄与する。本研究では下水スラッジの熱分解温度が生産されるバイオチャーの特性へ与える影響について検討した。検討ではイランの下水処理施設から入手したスラッジを使用し,熱分解温度が300,400,500,600,700°Cで製造されたバイオチャーの特性を測定した。測定項目はバイオチャーの収率,化学特性,重金属の含有量,粒子としての特性であった。バイオチャーの収率は熱分解温度の上昇で低下し,300°Cで72.5%,700°Cで52.9%であったが,バイオガスの収率は増加した。低い温度で生産されたバイオチャーは高い濃度の全窒素と全有機炭素を持っていたが,炭窒比,炭酸カルシウム,リン,カリウム,ナトリウムの濃度は低かった。抽出可能な重金属(鉄,亜鉛,銅,マンガン,ニッケル,クロム,鉛)の濃度は熱分解温度の上昇で増加した。熱分解は下水スラッジと比較してバイオチャーの撥水を減じた。本研究結果とエネルギー消費に関する考察に基づけば,300~400°Cの熱分解温度が下水スラッジ熱分解に適していた。
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分類 (4件):
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スラッジ処理・処分  ,  資源回収利用  ,  分解反応  ,  生物燃料及び廃棄物燃料 
タイトルに関連する用語 (5件):
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