抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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北九州をリノベーションまちづくり発祥の地として紹介した。本報では北九州での取り組みのプロセスについて産官学民といった様々な立場からの取り組みに対するアプローチの仕方に焦点を当てつつ紹介した。まず北九州において行政の果たしている役割は大きく,1)リノベーションまちづくりの都市政策化と,2)本政策を実現させるために効果的な「場」の形成支援である。前者は「小倉家守構想」であり,校舎は「リノベーションスクール」が該当する。小倉家守構想のリーディングプロジェクトとして2011年に若手クリエイターたちのクリエイティブ拠点「メルカート三番街」を,翌年には手作り作家たちが集う「ポポラート三番街」をオープンした。小倉家守構想の都市政策を実現するためのコア事業として北九州で産声をあげたのが「リノベーションスクール」である。リノベーションスクールには目標が二つある。一つは,ストック型社会に求められる人材の育成,もう一つは,スクールにあがった遊休不動産の事業実現である。その結果,種々の事業によって,新規創業者・雇用者を320人創出するに至った。さらに,本プロジェクトの拠点エリアでは,歩行量が3~4割増加した。