抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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屋久島では,温暖な気候の地域において,茶栽培が島の北部から南東部にかけて行われている。本研究では,屋久島で栽培された茶葉の微量元素含有量を測定し,静岡,九州で栽培された茶葉の微量元素含有量と比較した。また茶葉の品種間と地域ごとの特徴と微量元素含有量が,狭い地域の産地判別にも有効であるかを調べた。判別分析の散布図の結果から,屋久島,静岡,九州から採取した茶サンプルは,各地域ごとに特徴的なクラスターを形成することが示され,そして微量元素含有量に基づき起源を同定することが可能であることが示された。屋久島で採取した茶サンプルだけを分析したところ,地域間での差異は見られなかった。しかし,栽培地域を2つの地帯に分類すると,屋久島サンプルはMgとMn含量に基づき,北東エリアと南東エリアの2つのエリアに分類される。