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J-GLOBAL ID:201502239702961507   整理番号:15A0248523

ジャガイモS-アデノシル-L-メチオニンシンターゼ(SbSAMS)遺伝子の発現はトランスジェニックArabidopsis植物における成長特性及びストレス応答を変化させる

Expression of potato S-adenosyl-l-methionine synthase (SbSAMS) gene altered developmental characteristics and stress responses in transgenic Arabidopsis plants
著者 (6件):
資料名:
巻: 87  ページ: 84-91  発行年: 2015年02月 
JST資料番号: W1643A  ISSN: 0981-9428  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: フランス (FRA)  言語: 英語 (EN)
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S-アデノシル-L-メチオニン(SAM)シンターゼ(SAMS)は,エチレン及びポリアミンの前駆体で,多くの生体分子のメチル供与体であるSAMの生合成を触媒する。Solanum brevidensのSAMSの完全長cDNAをArabidopsis thaliana(シロイヌナズナ)において発現させ,その生理学的機能を研究した。RT-PCR分析により,塩,マンニトール,エテホン,IAA及びABAで処理したS.brevidens葉においてSbSAMS発現が著しく増大されることが示された。トランスジェニックSbSAMS過剰発現系統は,SAMレベルの増加に伴い,より高いレベルのS-アデノシルホモシステイン(SAHC)及びエチレンを蓄積した。ポリアミン生合成遺伝子ではなく,ACCシンターゼのようなエチレン生合成に関与する遺伝子の発現レベルは,SbSAMSを過剰発現しているArabidopsis系統で増大した。加えて,ABA応答,創傷及び病原体誘導性遺伝子は,SbSAMSトランスジェニックArabidopsis植物体で上方制御された。トランスジェニックArabidopsis系統は,ベクター対照のそれらと比較して,より高い塩及び乾燥ストレス耐性を示した。これらの結果に基づき,ABA,病原体及び創傷応答の原因となるエチレン及びABA生合成経路遺伝子を含むストレス関連遺伝子を上方制御する広域性信号分子として,SbSAMSはSAMを産生するため非生物的ストレス下で発現すると結論付けた。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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いも類  ,  遺伝子発現  ,  植物生理学一般 

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