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J-GLOBAL ID:201502239712197791   整理番号:15A0285126

都市ごみ焼却飛灰中の放射性核種のモニタリングと模擬焼却飛灰溶出液中Csの黒ボク土への吸着

Monitoring of Radioactive Nuclides in Incinerator Fly Ash and Adsorption of Cs in Simulated and Actual Eluate of the Fly Ash onto Clay and Soil
著者 (3件):
資料名:
巻: 63  号: 12  ページ: 933-938 (J-STAGE)  発行年: 2014年 
JST資料番号: F0008A  ISSN: 0525-1931  CODEN: BNSKAK  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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2012年に九州北部で採集した都市ごみ焼却飛灰中の放射性核種を月別に測定した.また,焼却灰の埋立てを想定して,改定13号試験による放射性Csの溶出試験を行った.溶出した放射性Csが埋立て地周辺の土壌へ保持されるか否かを知るために,安定Cs+を用いて火山灰風化土壌(黒ボク土)のCs吸着能を求めた.放射性核種のモニタリングの結果,焼却飛灰中の放射能濃度は,福島第一原子力発電所事故前と同程度であった.また134Cs/137Cs比は1を下回ったが,事故以前から存在する137Csを減じてから減衰補正するとその比は1.11±0.10となった.改定13号試験を行ったところ,焼却飛灰中の137Csの溶出率は40% であり,その溶出液を模した溶液を黒ボク土に吸着させたところ,Cs+の初期濃度が5000 μg L-1以上で吸着率は90% 以上であった.さらに飛灰溶出液や雨水を想定した5種類の溶液を用いて脱着試験を行ったところ,Cs+の脱着率は1~4% で,ほとんど溶け出さなかった.したがって,黒ボク土は埋立て地からの放射性Cs漏出を抑止する効果をもつことが明らかになった.(著者抄録)
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分類 (1件):
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無機化合物の物理分析 
引用文献 (15件):
  • 1) 岩田聖子,皆本和亮,藤森英治,千葉光一,原口紘旡 : 分析化学 (Bunseki Kagaku), 50, 837 (2001).
  • 2) 大渕敦司,北野 大,中村利廣 : 分析化学 (Bunseki Kagaku), 58, 249 (2009).
  • 3) Z. Mester, M. Angelone, C. Brunori, C. Crenisini, H. Muntau, R. Morabito : Anal. Chim. Acta, 35, 157 (1999).
  • 4) J. J. Rowe, E. Steinnes : Talanta, 24, 433 (1977).
  • 5) A. Ohbuchi, M. Kitano, T. Nakamura : X-Ray Spectrom., 37, 237 (2008).
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