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J-GLOBAL ID:201502239749398126   整理番号:15A0181155

腐朽材組織の除去がナシ萎縮病の病徴発現に与える影響

著者 (5件):
資料名:
号: 61  ページ: 60-63  発行年: 2014年12月01日 
JST資料番号: F0760A  ISSN: 1347-1899  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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ナシ萎縮病の罹病樹に対して,治療を目的とした腐朽材組織の切削や主枝の剪除が行われているが,処理後の翌年にも葉における病徴が発現する事例がある。本研究では,腐朽材組織の除去と発病の関係を調査するため,病原菌を接種し発病させた罹病苗を供試して,腐朽材組織の除去試験を行った。腐朽材組織を除去しなかった無処理苗は,処理の翌年は11樹中7樹が発病し,翌々年は10樹中3樹が発病し,4樹から接種菌を再分離できた。接種源を含め,接種部位周辺の材質腐朽部位を,健全部との境界である赤褐色部位が目視で見えなくなるまで削り取った切削苗は,処理の翌年は9樹中7樹が,翌々年は9樹中4樹が発病したが,接種菌は再分離されなかった。また,接種による腐朽部位よりも基部側で主幹を剪除し,その後は切断部位よりも基部側から発生した徒長枝を活かした剪除苗は,処理の翌年は9樹中4樹が発病し,翌々年は発病した樹はみられず,接種菌は再分離されなかった。腐朽材組織を完全に除去しても,翌年に葉における病徴が発現する苗があったことから,上記の原因としては,何らかの病徴発現物質が存在し,それが樹体内に蓄積して萎縮病の病徴を引き起こしている可能性が示唆された。(著者抄録)
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分類 (3件):
分類
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果樹  ,  菌類による植物病害  ,  植物に対する影響 
引用文献 (22件):
  • 有田郁夫 (1983) 菌類研究法 (青島清雄ほか編). pp. 155-172, 共立出版, 東京.
  • 千葉県 (2013) 平成24年度試験研究成果普及情報. 病害虫部門. 41番.
  • 服部 力 (2000) 日菌報 41: 197-203.
  • 伊藤一雄 (1971) 樹病学体系Ⅰ. 農林出版株式会社.
  • 金子洋平ら (2011) 日植病報 77: 168. (講要)
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