堆積空間の小さな堆積盆におけるシークエンス層序,堆積システムと石油の挙動:中国西北部,Junggar中央盆地の下部白亜系Sangonghe累層中・上部層

FENG Youliang; JIANG Shu; WANG Chunfang

文献

J-GLOBAL ID：201502239839945223 整理番号：15A0591943

堆積空間の小さな堆積盆におけるシークエンス層序,堆積システムと石油の挙動:中国西北部,Junggar中央盆地の下部白亜系Sangonghe累層中・上部層

Sequence stratigraphy, sedimentary systems and petroleum plays in a low-accommodation basin: Middle to upper members of the Lower Jurassic Sangonghe Formation, Central Junggar Basin, Northwestern China

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資料名：
巻： 105 ページ： 85-103 発行年： 2015年06月01日
JST資料番号： E0267C ISSN： 1367-9120 資料種別：逐次刊行物 (A)
記事区分：原著論文発行国：イギリス (GBR) 言語：英語 (EN)

遅い沈降速度と温暖で湿潤な気候のために,Junggar盆地の中央亜堆積盆の堆積物は河川成,デルタ成と浅湖成相を示す。コア観察,物理検層,地震波から,Sangonghe累層の下部ジュラ系のシークエンス層序と堆積システムを調べた。地層には第三オーダーのシーケンスが二つ認められる。堆積システムの分布は,構造運動,古地形の起伏,古気候と湖面レベルの変化が個々のシークエンスの構成を決定したことを示唆する。低海水準期堆積体の時期には,堆積盆の強い構造運動により湖面のレベルが著しく上昇し,堆積速度は急速に減少した。網状河川とデルタ・システムもJunggar中央盆地に発達した。網状河川で運ばれた堆積物は古地形の起伏の上方斜面に,網状デルタ・フロント堆積物は下方斜面に堆積した。海進期堆積体の時期は,堆積盆の構造運動は治まっており,気候は温暖で湿潤であった。湖面レベルは上昇し,堆積作用は急速に増大し,湖岸線は陸側に動き,湖岸から浅湖の堆積物および湖底の扇状地と深湖の堆積物は浅湖から深湖の環境に堆積した。高海水準期堆積体の時期には,堆積作用はもはや増大しないが,堆積物の供給は継続した。高海水準期堆積体は浅湖から蛇行河川のデルタ・フロントに堆積した。構造的沈降速度が比較的小さく,堆積作用も小さかったので,上方細粒化を示す粗粒堆積物が連続的に発達した。中央亜堆積盆の低海水準期堆積体から海進期堆積体において,堆積物は構造運動と古地形の起伏により支配された。細粒から中粒への上方粗粒化は高海水準期堆積体の時期に発達した。低海水準期堆積体の下方斜面上の網状デルタ・フロントと海進期堆積体の湖底の扇状地に堆積した砂岩岩体は,炭化水素の貯留岩になった。石油の挙動は,砂岩岩体が構成する構造上の高まりに位置するSangonghe累層においてのみ認められる。HST1-LST2において石油が良い状態であるのは,TST2で砂岩岩体が断層により破断され,削剥と尖滅によりシールされ,深湖の泥岩で覆われたところである。TST2内の砂岩岩体で良い状態なのは,孤立した砂岩岩体が断層により破断されたところである。Copyright 2015 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

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石油・ガス鉱床 , 中生代

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